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最終更新日:2025年4月21日

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教育臨床学概説

この講義では、教育臨床学の基本的な考え方、基礎概念を説明する。教育臨床学(ないし臨床教育学)は、1980年代に誕生した新しい教育学の領域である。その基本的な考え方は、論者によって異なるが、大まかにいえば、教育という営みを、客体化された「子どもたち」にかんする事象、「教室」における事象と見なすのではなく、この社会に生きている私たちの生の現実を、とりわけ社会構造・社会思潮の反映、それらとの矛盾、葛藤と見なすことであり、そのなかでよりよく生きるための方途を探る営みと考えることである。教育臨床学はまた、教育という営みを、人が人として生きるうえで編み出した知恵をのちの世代に伝える営みであると見なし、その伝えるべき知恵とは何か、なぜその伝承がうまくいかないのか、問う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09211102
FED-BT3101L1
教育臨床学概説
田中 智志
S1 S2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
第1講 教育臨床学とは何か 第2講 文化をつうじて哲学してみよう 第3講 音楽を考える1 第4講 音楽を考える2 第5講 映画を考える1 第6講 映画を考える2 第7講 文学を考える1 第8講 文学を考える2 第9講 現代の教育の特徴1 第10講 現代の教育の特徴2 第12講 現代の教育の特徴3 第13講 存在と超越について 第14講 ハイデガーにふれつつ 第15講 まとめと最終レポート
授業の方法
講義とともに、毎回、授業の後半に、受講者との質疑応答の時間を設ける。
成績評価方法
毎回の授業における質疑応答の内容と、最終週に提出を求めるレポートによって、行う。出席を重視する。
教科書
田中智志『教育臨床学』高陵社書店、2012年。 田中智志『教育の理念を象る』東信堂、2019年。
参考書
適宜、指示する。
履修上の注意
出席を重視する。