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最終更新日:2024年10月1日
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この世界を抽象的視点で遊ぶ(2)
一概に美術と言っても、それはいわゆる美術館などで観るような古典、近代美術ばかりではありません。 現代美術が未来の近代美術となり、さらに篩にかけられ古典となるのでしょう。現代美術はまだ篩にかけらえる以前の美術と言ってもいいのだろうと思います。そしてあらゆる領域と同様に自らの領域を拡張しようとそれぞれアーティストは考えているはずなのです。美術の役割として、視覚哲学を通して文化、文明を促進させる事があげられると思います。美術作品は鑑賞者に高度な知性を要求します。自己で多角的に作品を鑑賞し、解釈し、評価する。これら三つの体験を、作品製作者として鑑賞者として同時に体験していただこうと思います。
この授業の目標は、とにかく視点を多く持つことにあります。美術作品を一義的に語ることはできません。それはそのまま今の社会にも言えることでしょう。ステレオタイプに物事は成立していないのです。政治、経済、産業、科学、etc,,,,,これら全て、多角的に俯瞰し、長期的な視点で考える必要があるのでしょう。美術はそのトレーニングツールとして機能します。美術を考察するプロセスを学生個々のフィールドに活かせる事が目標となります
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