学部後期課程
HOME 学部後期課程 芸術創造性の実践演習
過去(2020年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年10月18日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

芸術創造性の実践演習

環境との対話
この集中講義では,芸術の実践的な演習を通して身体レベルと思考レベルの創造プロセスの方法を身につける。身体レベルの創造に関しては,外界とのインタラクションを中心としたワークを行い,自己の記録および他者と共有することでその可能性を探る。思考レベルの創造に関しては,既存の思考の枠を外して新しいアイデアを発想することの理解を,関連する心理学論文のレビューとワークの双方を通じて深めていく。身体レベルと思考レベルの双方の活動からアイデアを統合させ作品創作を行い、最後の授業で発表することが求められる。この二つのタイプの活動を通して,芸術の創作プロセスに関する体験的理解を深めると共に,身体と思考を融合した創造活動についての心理学的知見を得ることを目指す。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09205303
FED-DS3403S1
芸術創造性の実践演習
高木 紀久子
S2
集中
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
7月31日(金) 1限. 講義:オリエンテーション(全体概要とフロッタージュなど身体を通じた表現の解説) 2限. 講義とワーク:フロッタージュ演習 タクティクルラインの演習(A4サイズ・A3サイズ) 3限. 講義:グループ作成と芸術創作に関する担当論文配布 8月3日(月) 2限. 演習:展覧会鑑賞(オンライン) 3限. 講義とワーク:芸術創作のプロセス・フロッタージュの展開(多様な支持体による効果,空間への展開) 4限. 講義:論文のグループ発表 1  5限. 講義:論文のグループ発表 2 8月4日(火) 2限. 講義とワーク:芸術創作のプロセス・捉え直しと表現(環境と行為) 3限. 講義とワーク:芸術創作のプロセス・諸領域との関係性, 捉え直しと表現(外界への展開) 4限. 講義:論文のグループ発表 3 8月5日(水) 2限. 講義:論文のグループ発表 4 3限. 講義とワーク:ワークの共有とディスカッション(表現と鑑賞)  4限. 総括
授業の方法
実際に身体を動かして作品を作るという演習形式を伴い,アートの創造性について学ぶ。加えて,心理学論文のレビューとディスカッション、ワークを通じて理解を深める。受講生は毎回の実際の制作活動への参加が求められる。
成績評価方法
最終発表ならびに通常授業の出席と授業への積極的な参加を重視して評価を付ける。
教科書
資料は逐次配布する。
参考書
「創造的認知」 ロナルド・A.フィンケ, トーマス・B.ウォード, 森北出版 「ART SINCE 1900: 図鑑 1900年以後の芸術」」ハル フォスター, ロザリンド・E. クラウス, イヴ‐アラン ボワ, ベンジャミン・H.D. ブークロー, デイヴィッド ジョーズリット, 東京書籍
履修上の注意
履修希望者は必ず初回のオリエンテーションに出席すること。実技の授業なので,必ず出席して,授業に参加すること。なお,実践授業の性質上,受講希望者が多い場合は,何らかの形で人数制限をする可能性がある。
その他
受講者が準備するもの A4・A3サイズのコピー用紙 各10枚以上 A4サイズ以上のスケッチブック 白の模造紙 2枚 B以上の鉛筆 (2B推奨)  黒のコンテ(¬¬¬ 黒のパステル・クレヨンなどでも可能) 何らかの事情で入手できない場合は、早めに連絡を入れること。
実務経験と授業科目の関連性
美術創作の実務経験を持つ学内教員と心理学の教員が,芸術の創造性の基本的なプロセスについて演習形式で教える。