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最終更新日:2025年4月21日

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博物館概論

博物館概論
博物館にかんする基礎的な知識を理解し、専門性の基礎となる能力を養うことをねらいとする。そのために①博物館とはいかなる、何のための施設なのかについて、その歴史や国際比較など多面的な視点から考察できること、②博物館や博物館学・学習支援等にかんする基礎的な知識を習得すること、③博物館での体験や学習成果等をプレゼンテーションする能力を身につけること、を目標とする。この授業では、博物館の基本的な機能(資料の収集・管理、研究、展示・公開、教育・学習支援)や動物園・水族館をめぐる国際的な議論、近代以降の歴史や博物館をめぐる課題、地域社会と博物館、などを国内外の実践や歴史にそくして学ぶ。こうした内容をとおして博物館やほかの文化・教育施設の根幹にある原理を探り、これからの博物館の役割と課題を検討する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09202410
FED-SS3304L1
博物館概論
北垣 憲仁
S1 S2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
1.オリエンテーション 2.博物館の定義 3.博物館の目的と機能 4.博物館の歴史①─前駆的ミュージアムと「驚異の部屋」 5.博物館の歴史②─近代市民社会の成立と公共博物館 6.博物館の歴史③─アメリカにおける博物館の展開 7.博物館の歴史④─日本における博物館の展開と背景 8.博物館の歴史⑤─戦後・現代社会と博物館 9.命あるものを展示する─動物園・水族館の課題を生態学的視点から考える 10.博物学の展開─ヨーロッパと日本の博物学 11.「記憶の場」としての博物館 12.地域博物館論 13.博物館の法と制度 14.拡大する博物館の概念 15.まとめ
授業の方法
講義による
成績評価方法
試験(評価比率50%)、リアクションペーパー(同20%)、プレゼンテーション(同30%)による
教科書
中小路久美代・新藤浩伸・岡田猛・山本泰裕『触発するミュージアム』あいり出版、2016
参考書
佐藤一子編『地域学習の創造 地域再生への学びを拓く』東海大学出版会、2015 ミヒャエル・パーモンティエ、眞壁宏幹訳『ミュージアム・エデュケーション 感性と知性を拓く想起空間』慶應義塾大学出版会、2012 新藤浩伸『公会堂と民衆の近代 歴史が演出された舞台空間』東京大学出版会、2014 畑潤・草野滋之『表現・文化活動の社会教育学』学文社、2007 浜口哲一『放課後博物館へようこそ』地人書館、2000 島田修一編『生涯学習のあらたな地平』国土社、1996 その他授業中に指示する。
履修上の注意
一口に博物館といっても館種も領域も多岐にわたるため、自分自身の専門領域を超えて幅広く関心を持ち、実際に様々な博物館を訪問して欲しい。
その他
ICOM: The International Council of Museums http://icom.museum/*****
実務経験と授業科目の関連性
都留文科大学フィールドミュージアムの運営経験を有する教員を非常勤講師として迎え、実務経験を活かして地域の中の博物館のあり方について講義する。