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最終更新日:2024年4月22日

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アートとしてのアニメーション表現行為

本授業では「アニメーションをつくる」経験に力点をおくが、「アニメーションを学ぶ」授業ではない。むしろ「アニメーションで学ぶ」授業であり、アニメーションの表現行為を通じて創造性について学ぶことが授業の主目的になる。アニメーションは物理的には存在せず経験の中にしか存在しえないエフェメラルな表現である。またその根底には常に「遊び」の感覚があり、単純にその行為は楽しいものでもある。本授業では初心者でも試行錯誤の容易なプリミティヴなアニメーションをつくる経験と省察を繰り返すことを通じて、そこに含まれる創造性を共に探究していきたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09199913
FED-IE3602P1
アートとしてのアニメーション表現行為
布山 毅
A1
火曜4限、火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
授業計画は受講者の状況に応じて随時更新されるが、大まかには毎回のワークショップ(WS)からなる以下のような構成を目安とする。 1.WS1〜遊び、身体、即興〜 2.WS2〜動き、時間、コマ〜 3. WS3〜アニメーターの表現行為(ゲスト) 4.WS4~観察、表現、伝達〜 5.WS5〜制約、逸脱、飛躍〜 6.WS6~アニメーション作家の表現行為(ゲスト) 7.プロジェクトの制作と発表〜アニメーションで世界と関わる〜
授業の方法
アニメーション制作はともすれば技術的に高度化・複雑化しやすく、その技術習得が目的化しやすい。それを避けるため、本授業ではアニメーション表現行為を出来る限りプリミティヴな状態にとどめられるよう、授業担当者が開発しているアニメーション教育支援ソフトウェア(KOMA KOMA、KOMA CHECKER等)を用いる。本授業は協同的創造性を重視するため基本的にグループ単位での活動が中心になるが、部分的にパーソナルなプロジェクトにも取り組んでもらいたいとも考えている。また多角的な視点からの探究のため、2〜3人のゲストを招いたワークショップや講義を設ける予定。
成績評価方法
出席状況、授業への積極的参加、事後的に記述してもらう経験のリフレクションシートの内容などに基づく総合評価
教科書
授業内で適宜紹介する
参考書
授業内で適宜紹介する
履修上の注意
・履修の条件となる専門性や経験は特にないが、希望者が多い場合は機材等の関係で人数制限(20人程度)を行う。 ・実技を中心とした授業なので、毎回の出席が望ましい。 ・ワークショップで用いる機材等を受講生が用意する必要はないが、撮影素材や描画・工作の道具等は持参を指示する場合がある。
実務経験と授業科目の関連性
アニメーション作家としての実務経験を持つ非常勤講師が,その実戦経験を活かして,映像表現のプロセスについて演習形式で教える