学部後期課程
HOME 学部後期課程 高度教養特殊演習(オープン教材をつくろう!)
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年4月21日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

高度教養特殊演習(オープン教材をつくろう!)

オープン教材をつくろう!
インターネットには、さまざまな教材(テキストや動画など)があふれています。また自分で教材を作成して公開することも容易になっています。教育機関が作成した教材などをオンライン上で公開するなど、教育をオープンにする動き(オープンエデュケーション)も広まっています。
なぜオープンエデュケーションに関連する取り組みが行われるようになったのでしょうか。そして、わかりやすい教材を作るには、どのような点に気をつけ、どのように作成すればよいのでしょうか。

本授業の目的は、オープンエデュケーション(教育のオープン化)、教材設計の理論・方法について理解することです。また、それらの知識をより深く理解するため、オープンエデュケーションについて学べ、インターネットで誰でも自由に使えることを想定した教材(Open Eduactional Resources; オープン教材)を作成します。そして、作成した教材(スライドやテキストベースの教材のPDF)を実際にウェブサイトで公開することを目指します。さらに、一連の授業を通じて教育・学習のあり方についても考えます。

なお、本授業で扱う教材設計の理論・方法は、教材だけでなく授業づくりや日常生活における「教える」ことにも役立ちます。オープンエデュケーションや教材づくりだけでなく、「教える」ことについても学ぶことができます。

・授業の目標
授業を通じて、次のことを達成します。
1. オープンエデュケーションの定義を説明できる
2. オープンエデュケーションの事例を列挙できる
3. 教材設計の理論と手順、注意点を説明できる
4. グループ/個人で教材を設計できる
5. グループ/個人で教材を作成できる
6. 教材設計の理論に基づいて他者の教材を評価できる
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08X400220
FAS-XA4D02S1
高度教養特殊演習(オープン教材をつくろう!)
中澤 明子
S1 S2
金曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
第1回:ガイダンス 第2回:オープンエデュケーションとは(1) 第3回:オープンエデュケーションとは(2) 第4回:オープンエデュケーションとは(3)(ゲスト講義を予定) 第5回:教材設計について知る(1) 第6回:教材設計について知る(2)/教材の設計書をつくる(1) 第7回:教材の設計書をつくる(2) 第8回:中間発表 第9回:教材の設計書の修正/教材をつくる(1) 第10回:教材をつくる(2) 第11回:教材をつくる(3) 第12回:教材をつくる(4) 第13回:最終発表/まとめ・ふり返り ※ゲストによる講義を行う可能性があります ※履修者数やゲスト講義の都合により、授業回の順番が変わったり発表回が増減するなど授業内容に変更が生じる可能性があります
授業の方法
第1回授業はオンライン、第2回以降は教室で行います。 授業は、ミニ講義と個人・グループでの活動で授業を進め、個人・グループでの活動ではアクティブラーニングの手法(ペアワーク、グループワーク/ディスカッション、ジグソー法、相互評価、発表など)を用います。授業回によっては、授業前に、短い資料の読解もしくは講義動画閲覧を求める場合があります。また毎回、大福帳(ふり返りシート)を記入・提出してもらうことで、授業内容に関するふり返りを実施します。 授業中と授業時間外の学習活動はUTokyoSlack、GoogleWorkspaceなどのオンラインツールを用います。(授業中のパソコンの貸出し可能。)
成績評価方法
毎回のふり返りシートの提出(40%)、グループワーク/ディスカッションへの参加・貢献(20%)、学習成果物の評価(40%)により総合的に評価します。
教科書
特になし
参考書
重田勝介『オープンエデュケーション:知の開放は大学教育に何をもたらすか』東京電機大学出版局 鈴木克明『教材設計マニュアル:独学を支援するために』北大路書房 梅田望夫・飯吉透『ウェブで学ぶ:オープンエデュケーションと知の革命』筑摩書房
履修上の注意
・サークル活動やアルバイトなどで「教える」ことを行っていたり、「教える」技術の習得、教育におけるICTの活用や教材設計・開発への興味関心があると意欲的に授業に取り組めます。 ・教育やSDGs(目標4)に関心があると、オープンエデュケーションについて意欲的に学ぶことができます。 ・アクティブラーニング手法を用いて授業を進めるため、ほかの学生と協働して作業できることやその意欲があることが望ましいです。ただし、事情があり、そうした活動が困難である場合は活動・評価において別の手段をとることを個別に検討しますので、教員に申し出てください。 ・本授業で作成した教材は、公開を希望し、かつ、権利的な問題などがない場合、ウェブサイトで公開します。 ・履修希望者が40名を超えた場合は選抜します。選抜方法は初回授業時に説明し、第2回授業までに選抜して連絡します。 ・毎回の授業にしっかりと参加することで教材作成の課題を遂行できるように授業を進めますので、授業をしっかりと聞き、議論し、作業を着実に進めるとよいです。 ・困ったこと、わからないことがあればすぐに教員に知らせたり、グループメンバーに連絡するようにしましょう。