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最終更新日:2024年4月22日

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高度教養特殊演習(国際紛争ケースブックをつくろう)

国際紛争ケースブックをつくろう
 国際社会で生じる問題は、自然現象ではなく社会現象である以上、一人一人の力によっ てわずかながらでも良くすることもできるし、さらに悪くしてしまうこともあります。履修者の皆さんには、この点を意識し、自分の頭で国際問題の解決策を考えられるようになってほしいと考えています。例えば、国際紛争の発生や激化を防ぐには、どうすればよいのでしょうか。
 そこで、この授業では、複数の国際紛争(例:旧ユーゴスラビア、ソマリア、ルワンダ、コンゴ、東ティモール、アフガニスタン、イラク、ダルフール、リビア、シリア、コートディボワール)の経緯や構図、原因等について調査し、最終的にケースブックを作成することを目指します。その過程で、ある国際紛争に対する見方は決して一様ではないことに気づき、できる限り客観的に各紛争を捉えるための方法を習得します。

 具体的な到達目標は、以下の通りです。
①国際紛争に関する資料・文献を適切に収集できる【成果物で評価】
②国際紛争の経緯を説明できる【成果物で評価】
③国際紛争の構図を説明できる【成果物で評価】
④国際紛争が発生・激化・再発の原因を説明できる【成果物で評価】
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08X400211
FAS-XA4D02S1
高度教養特殊演習(国際紛争ケースブックをつくろう)
中村 長史
A1 A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
【第1部:ケースブックづくりから学べること】 第1回:ガイダンス―国際紛争の5W1H 【第 2-1部:ケースブックの改訂】 第2回:改訂作業・中間報告① 第3回:改訂作業・中間報告② 第4回:改訂作業・中間報告③ 第5回:改訂作業・最終報告 【第 2-2部:ケースブックの新規作成】 第6回:作成作業・中間報告① 第7回:作成作業・中間報告② 第8回:作成作業・中間報告③ 第9回:作成作業・中間報告④ 第10回:作成作業・中間報告⑤ 第11回:作成作業・中間報告⑥ 第12回:作成作業・最終報告 【第3部:ケースブックづくりから学べること】 第13回:総括
授業の方法
国際紛争のケースブック改訂と新規作成を中⼼に進めます。ケースの紹介として優れている原稿については、修正を加えたうえで、webサイト上で公開される可能性があります。また、国際紛争への対策に関わっていらっしゃる国際機関職員や政府職員、NGO関係者等によるゲスト講義を挿む可能性があります。2020年度Aセメスターの際は、国連本部政務・平和構築局政務官にお越しいただきました。
成績評価方法
ケースブックの改訂(50%)とケースブックの新規作成(50%)により、評価します。
教科書
なし
参考書
月村太郎『民族紛争』(岩波新書、2013年) 中内政貴、高澤洋志、中村長史、大庭弘継編『資料で読み解く「保護する責任」』(大阪大学出版会、2017年) 中西寛、石田淳、田所昌幸『国際政治学』(有斐閣、2013年) 藤原帰一、大芝亮、山田哲也 『平和構築・入門』(有斐閣、2011年) 以上は一例であり、その他の文献やwebサイトを含んだ詳細なリストを授業内で配布します。
履修上の注意
授業に出席し、毎回出される教員からの問い掛けについて考えることを積み重ねていれば、成果物(ケースブック)が⾃ずと完成するような授業の仕組みになっています。⼀⽅、出席しない場合はもちろん、漫然と出席していては成果物の提出で苦しむこととなり、単位取得が危うくなってしまいます。国際紛争の5W1Hについて丹念に調べ深く考え、仲間と意⾒交換を重ねるような、能動的学習を⽬指しましょう。 【授業のルール】 「学びに集中できる雰囲気づくり」のため、以下のルールを設けます。 ①提出期限を遅れての課題提出は、いかなる理由であれ、受け付けません。 ②講義中の飲食は原則禁止します。体調によりやむを得ない場合は認めますが、机上には飲食物を置かないようにしましょう。 ③講義中の私語や通話は厳禁です。 ④提出物について酷似した答案を発見した場合は、いずれも 0 点とします。