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最終更新日:2024年10月18日
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高度教養特殊講義(平和のために東大生ができること)
平和のために東大生ができること
戦争を知らないどころか、核戦争に巻き込まれる危険が真剣に議論されていた冷戦すら過去のものとなってから生まれた世代は、戦争体験や被爆証言をどのように受け継いでゆけばよいのか。特定の国民・民族・個人の歴史証言を記録する意味とは何か。そしてそれは世界の平和に寄与するものたりえるのか。このゼミでは軍縮と平和について、感情論に陥らず、イデオロギー色をできるだけ排して、学び合い、語り合う。
昨年度に引き続き、SDGs(持続可能な開発目標)のGoal16「平和と公正をすべての人に」をテーマに、中央アジア諸国を事例として、ソ連からの政治・経済・社会の移行期に生じた(あるいは生じている)さまざまな問題を「体制移行国の課題」として取り上げる。とくに2022年初頭に大きな政治的混乱を経験し、ロシアのウクライナ侵攻以降ロシア人やロシア企業の流入で国内状況が変化しているカザフスタンに注目する。関連する文献を多数読むほか、映像資料なども利用する予定である。
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