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最終更新日:2025年4月21日

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高度教養特殊講義(こころの総合人間科学概論)

こころの総合人間科学概論:東大のこころの科学を俯瞰する
ヒトや他の動物の行動や心理、神経活動、そしてこころの健康については、東京大学内の各学部・研究科において、多様なアプローチで教育と研究が行われている。欧米の大学では、心理学部あるいは認知神経科学部といったまとまったユニットで行われる教育が、東大に限らず我国では分散して行われているのが実情である。そこで、この講義では、学内の「部局の壁」を低くし、東大のこころの科学(神経科学、心理学、認知科学、発達精神医学、実験社会科学など)の全体像と最前線を俯瞰できるようなオムニバス形式の講義を提供する。この講義を通じて受講者は、こころの多様性と適応について理解し、こころの健康に関する広い知見を学ぶことができる。なお、2022年度とは講師陣が異なるため、2022年度に履修した学生も単位が認定される。2021年度に履修した学生は単位が認定されない。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08X400101
FAS-XA4D01L1
高度教養特殊講義(こころの総合人間科学概論)
四本 裕子
A1 A2
金曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
初回のイントロダクションのあと、こころの総合人間科学を次の4領域に関して様々な部局に所属する教員が講義を担当する: a)神経科学・生物心理学、b) 実験心理学・認知科学、c) 社会心理学・実験社会科学、d) 教育臨床心理学・発達精神医学。 (参考)2022年度の講師陣 香田啓貴教養学部適応行動の霊長類進化と前適応 金生由紀子医学部トゥレット症を通じて発達障害を考える 宮本有紀医学部リカバリーとピアサポート、共同創造 中村優子教養学部摂食行動の神経学的基盤 清河幸子教育学部ひらめきと問題解決 竹内春樹理学部匂いの情報処理を支える神経回路とその作動原理 亀田達也文学部モラルの起源を考える〜実験社会科学からの問い〜  UTIDAHMシンポジウム 池谷裕二薬学部医療とAI、そして脳 榎本和生理学部心のストレス応答と疾患 小池進介教養学部ドパミン神経系に着目した統合失調症トランスレーショナル研究 樋口亮介法学部刑法39条=心神喪失免責規定は廃止すべきか (参考)2021年度の講師陣 今水寛(文学部)認知機能と脳のネットワーク 四本裕子(教養学部)心理物理学・認知脳科学 岡部繁男(医学部)神経回路の発達とその障害 鳥海不二夫(工学部)情報拡散の心理 関本義秀(空間情報科学研究センター)都市のインフラと人々の行動に関するデータとモデリング 能智正博(教育学部)「障害」をもつ人の心理とその支援 針生悦子(教育学部)子どものことばを育む環境 CiSHuB成果報告会 米村滋人(法学部)メンタルヘルスと法・人権 岡ノ谷一夫(教養学部)動物の心 石井健一(理学部)動物の行動と遺伝子 榊原英輔(医学部)うつと不安に対する認知行動療法 井上彰(教養学部)実験政治哲学とは何か
授業の方法
計12名の教員によるオムニバス授業。 講義のあとに5分程度の質疑応答時間を設ける。
成績評価方法
毎回、ミニレポートを提出。
教科書
指定なし
参考書
指定なし
履修上の注意
対面ハイブリッド講義が6回とZOOM only講義が6回の予定です。
その他
本科目は、東京大学学部横断型教育プログラム「こころの総合人間科学」(PHISEM)の選択必修科目です。PHISEMについては、2023.4に行う説明会をHP: http://utidahm.umin.jp/***** YouTube: https://youtu.be/***** に掲載しています。
実務経験と授業科目の関連性
精神科医、公認心理師としての勤務経験を有する教員が、実務経験を活かして精神医学、臨床心理学について講義する。