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最終更新日:2025年4月21日
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環境社会学
環境社会学――地球環境問題の科学と政治
過去半世紀にわたる地球環境問題に関して、その科学・政策・国際関係に焦点をあわせ、問題の構造を俯瞰しながら、日本の課題を展望する。文理融合を意図した講義であり、エネルギー・環境系はもちろん、環境に関する政治・政策・外交に関心を持つ学生に向けた構成にしてある。
地球環境問題の特徴の一つは、「真理追究をする科学研究」と「国益の確保とその調整をめざす外交」という、まったく異質の社会的な活動領域が融合してはじめて機能する、21世紀型の課題であることである。授業ではこの側面に焦点を合わせて、「環境外交」の展開とこれにともなう、自然科学の政治的意味や研究体制の変質、および日本の近未来におけるアジア外交を考えよう、とするものである。関連する国際文書・論文などからなる「Readings」を作成し、これらについて詳述する。
本授業の目的の一つは、この授業によって地球環境問題の国際政治上の意味、さらには文明論上の特性を知り、独力で原資料を集めて考えぬく態度を身につけさせるところにある。
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