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最終更新日:2024年4月22日

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地域文化研究高度教養(総合)

文献講読リレー講義
地域文化研究において重要な文献をとりあげて解説し、受講者とともに討論を行う。それを通じて地域文化研究の方法や研究の現状、広がりを把握し、課題を考えていく。この講義は、地域文化研究分科各コースの教員のうち、4名がリレー方式で担当する。したがって、特定の地域に偏重することなく、かつ歴史・文学・思想・芸術・政治・経済・社会などの諸問題について、それぞれのディシプリンの立場から論じられることになる。地域文化研究の多様なアプローチに触れることのできる講義であり、地域文化研究分科の学生はできるだけ聴講することが望ましい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08X000201
FAS-XA4A02L1
地域文化研究高度教養(総合)
和田 毅
S1 S2
火曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
初回の授業では、読むべき文献の内容と、授業の具体的なスケジュールの説明をする。また、各回において、文献の内容要約等の報告を担当する受講者を決定する。第2回以降の授業では、地域文化研究分科の教員の中から計4名がそれぞれ3回ずつ講義を受け持つ。それぞれが担当する回では、各教員が地域文化研究において重要性を持つ文献をとりあげて授業を進める。担当教員は、井坂理穂(アジア)、小川浩之(イギリス)、伊達聖伸(フランス)、和田毅(中南米)の4名である。 取りあげる文献は、以下を予定している。なお、テキストの入手方法については、1回目の授業のときに周知する。 第2回~第4回 井坂理穂: ・ジョン・トービー(藤川隆男訳)『パスポートの発明 監視・シティズンシップ・国家』(法政大学出版局、2008年) ・デイヴィッド・アーノルド(見市雅俊訳)『身体の植民地化 19世紀インドの国家医療と流行病』(みすず書房、2019年) ・同上 第5回~第7回 小川浩之: ・リチャード・J・エヴァンズ著、木畑洋一監訳『エリック・ホブズボーム:歴史の中の人生』(上)(下)(岩波書店、2021年) ・同上 ・同上 第8回~第10回 伊達聖伸: ・谷川稔『十字架と三色旗』(岩波現代文庫、2015年/山川出版社、1997年) ・水林章他『思想としての〈共和国〉』(みすず書房、2006年/増補新版、2016年) ・三浦信孝編『フランス革命と明治維新』(白水社、2018年) 第11回~第13回 和田毅: ・デヴィッド・ハーヴェイ(大屋定晴・森田成也・中村仁好孝・岩崎明子訳)『コスモポリタニズム:自由と変革の地理学』(作品社、2013年) ・アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート(水嶋一憲・佐藤嘉幸・箱田徹・飯村祥之訳)『アセンブリ:新たな民主主義の編成』(岩波書店、2022年) ・ダニエル・ヤーギン(黒輪篤嗣訳)『新しい世界の資源地図:エネルギー・気候変動・国家の衝突』(東洋経済新報社、2022年)
授業の方法
教員が指定しておいた文献について解説を加える。その上で、受講生が文献の内容要約、疑問点や意義などを提示し、これを受けて、受講生と教員とが討論、検討を行い、地域文化研究とのかかわりにおいてその文献についての理解を深めていく。
成績評価方法
(1)学期末のレポートと、(2)文献に関する報告や討論への参加(コメントシートを求める場合あり)を含めた平常点による。
教科書
授業計画に記載された文献を扱う。最初の授業の際に具体的に説明する。
参考書
講義において適宜指示する。
履修上の注意
地域文化研究分科に進学した3年生は履修することが望ましい。 文献を事前に読んでおき、発表後の議論に加われるよう準備をしておくこと。授業での議論の際にそれぞれの感想・意見・疑問・批判を積極的に述べることが望ましい 。
実務経験と授業科目の関連性
該当科目でない/Course not applicable