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最終更新日:2024年10月18日

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社会・環境・健康と東アジアII(16)

都市生活誌ドキュメンタリー実習@高知(2023)
【講義概要・内容】

2022年度に引き続き、高知の職人や日曜市の経営者たちの日常生活に密着してもらい、人びとの来歴の聞き取りを行ってもらう。

高知はとても不思議な場所だ。経済的な統計から見れば決して上位の地域ではない(例えば、2022年)。人によっては「なにもない」田舎だと言われることも少なくないだろう。

しかし、現地に行くと、とてつもない「豊かさ」を感じさせられる。毎週日曜日に開催される定期市は300年以上続いており、約300店舗が出店する。前日に収穫した農産物や加工食品が並び、市を訪ねる客でいつでもごった返している。港の近くにある海産物加工場の小さな販売所には、そこでしか手に入らない、数時間前に水揚げしたばかりのどろめが並ぶ。高知県内でしか展開しない飲食店は、各店舗が固有のコンセプトを持ち、そのコンセプトに沿った個性的なインテリアで、ゆったりした環境で美味しい食事をゆっくり楽しめる。海辺に並ぶ、真夏の日中には気温80度にのぼるビニールハウスの中で、優くも鋭いまなざしで塩と向き合う塩杜氏が作った塩は、塩なのに甘い。

この豊かさの正体はいったいなんなのだろう。このような豊かさを築きあげる人びとは、どのような人生を過ごしてきただろう。どのようにして現在の生活の営みが可能になったのだろう。

本研修は高知の人びとの声に耳を傾け、「普通」の人の日々の生活を観察・考察する。そして、これらの声と生活の断片を文章化することで、高知の人びとの都市生活誌ドキュメンタリーを制作する。

【開講・作業期間】
・開講期間は①2023年11月下旬に4日間と②2024年3月下旬に5日間、2回にわたり計9日間のフィールドワークを行う。
・1回目にフィールドワークには南京大学からの短期留学生も参加し、一部、本学の履修生と共に活動することとなる。
・履修者はガイダンス、事前講義(日時未定)、フィールドワーク(2回)に参加することが単位取得の必須条件となる。

【ガイダンス】
・日時:2023年10月4日(水)12:20〜12:50
・場所:国際教育研究棟(KIBER)314教室

*受講人数:10〜15名程度。履修希望者が多い場合はレポートによる選抜を実施する。
*授業計画・方法:ガイダンス時に説明する。
*駒場キャンパスから現地までの往復交通費、現地での宿泊費の一部は大学により負担する。参加費用に関してはガイダンスで説明する。
*講義に関する最新情報はLAPウェブサイトを参照すること。問い合わせも、LAPウェブサイトの問い合わせ欄から行うこと。
http://www.lap.c.u-tokyo.ac.jp/*****(http://www.lap.c.u-tokyo.ac.jp/*****
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08F151516
FAS-FA4F15L5
社会・環境・健康と東アジアII(16)
白 佐立
A1 A2
集中
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講義使用言語
日本語、日本語/中国語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
「授業の目標、概要」を参照。ガイダンス時に説明する。
授業の方法
ガイダンス時に説明「授業の目標、概要」を参照。ガイダンス時に説明する。
成績評価方法
・履修者はガイダンス、事前講義(日時未定)、フィールドワーク(2回)に参加することが単位取得の必須条件となる ・フィールドワーク、ディスカッションへの参加態度 ・フィールドワーク終了後の都市生活誌ドキュメンタリー
教科書
講義時にプリントで配付する。
参考書
講義時にプリントで配付する。
履修上の注意
「授業の目標、概要」を参照。ガイダンス時に説明する。