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最終更新日:2026年3月16日
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世界歴史と東アジアⅢ(9)
「小国」を考える
「小国」という視点から世界の歴史と現代社会を読み直す。世界史や国際政治は、ともすると覇権国家や大国の覇権競争やパワーゲームの観点から語られがちである。しかし実際には、多くの社会は「小国」的な条件のもとで生き延び、ときに大国の圧力に屈しつつも、抵抗を組織しながら独自の文化・制度・倫理を形成してきた。本授業は、こうした小国の経験を、たんなる弱者の歴史としてではなく、中心と周縁の関係を再考し、新たな普遍を考えるための重要な視角としてとらえる。
とりわけ、「小国」がどのように大国的な普遍主義や帝国的秩序と向き合ってきたのかを考察する。百瀬宏『小国』を主たるテクストとして精読しつつ、ジェームズ・C・スコット『ゾミア』なども参照し、国家中心史観とは異なる「小国」像を検討する。日本内部の事例や、東アジアおよび世界との関係におかれた日本という視点から、「小国的な生き方」とは何かを多角的に問い直す。
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