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最終更新日:2024年10月18日
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世界歴史と東アジアII(6)
戦後日中関係
この科目は中国語で行われる。「中国語を学ぶ」ではなく、「中国語で学ぶ」ための講座である。
本講義は戦後の日中関係を中心的なテーマとして扱う。基本的には年代ごとに、日中の間で起きた主な事件を振り返り、その歴史的背景、当時の国際状況、日中それぞれの政策と論理、さらに分析に有効な概念について講師が解説・講義を行う。
現在でも日中間の話題/紛争となっているイッシューを理解するための手がかり/基礎知識を、本講義を通じて提供したい(たとえば靖国参拝や尖閣/釣魚島問題、歴史認識や戦争責任の問題、それから日中経済協力/対中ODAや「政冷経熱」、近代国家とナショナリズムなど)。
目標として中国の政治や対日政策の変遷に対する理解を深めると同時に、日本の政策転換についての知識も増やししていく。外交政策に対する国民の主体的な対応、つまり外交における国民の役割は、どのようなものになるべきかも一緒に考えていきたい。
さらに日中の政策決定の比較を念頭に、戦後国際関係の流れにおける日中関係の位置づけを理解したり、政治学あるいは国際関係論(IR)の概念を日中の事例で応用したりすることを通じ、東西文明学という視座を固め、社会科学の基本的な研究方法を中心に一般教養を高める。
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