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最終更新日:2024年10月18日

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世界哲学と東アジアIII(13)

哲学の基本問題をめぐる文献講読
意識内容や思考、意味といった哲学上の基本問題を考えるにあたって、議論の起点となるような基本文献を分析的伝統の中から取り出し、精読して検討する。
現代哲学(分析哲学)では「論文」が基本文献であるため専門性が高くとっつきにくく、議論の積み重ねがあるため適切な導きがなくては容易に道に迷ってしまう。しかし、現代的な議論の起点となった諸論文には、他の歴史上の古典と同じくきわめて大きな啓発力がある。そうした文献に接することで、はじめて各自の問題に取り組む素地が育まれる。
本演習では、分析哲学で「心の哲学」と結びつくもの、中でも志向性・表象・命題的態度などの議論を取り上げ、内容の適切な把握の上に立って議論を行う。現代的な哲学の理解を得るとともに、哲学的問題への取り組み方を各自が身に着けることを目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08F150713
FAS-FA4F07L1
世界哲学と東アジアIII(13)
朝倉 友海
S1 S2
金曜2限
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講義使用言語
日本語、日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
初回はガイダンスとする(初回はオンラインの予定なのでITC-LMSを確認すること)。 取り上げる文献のテーマは特に心の哲学をめぐるものとする。文献(英語)を参加者全員が事前に熟読しておくほか、担当者は担当箇所のポイントを明示するようなレジュメを作成し、検討・議論を主導してもらう。
授業の方法
各自テキストに取り組み、担当者がまとめてきたものを下敷きにして議論を行う。 担当者は2頁のPDFにまとめたレジュメを事前に用意し、ITC-LMSのスレッドにアップロードすること。
成績評価方法
発表の内容が7割、討論での発言・貢献が3割。
教科書
特に用いないが、参考となるものを適宜紹介する。
参考書
適宜紹介するが、取り上げる諸論文の多くは次に収められている。Chalmers, Philosophy of Mind (second edition), Oxford, 2021.
履修上の注意
当然のことながらかなりの程度の英語読解力が前提となる。参加者は全員必ず講読予定の箇所をよく予習してくること。 なお、昨年度Aセメ「現代思想特殊研究Ⅰ」とは主題が異なるため、取り上げる文献も重ならない予定である。