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最終更新日:2024年10月18日

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世界哲学と東アジアIII(10)

哲学の基本問題をめぐる基礎文献講読
「意味」「存在」「自己」といった様々な哲学上の問題をめぐり、分析的伝統の古典とも言える論文を精読する。分析哲学では基本文献の多くは一般書ではなく「論文」であり、専門性が高いためとっつきにくいだけでなく、最新論文や各理論の解説から離れて「古典的」文献にさかのぼってじっくり考え直す機会もあまりないかもしれない。しかし、現代的な議論の起点となった論文には大きな啓発力があり、そうした文献に接することがなければ、そもそもどういう文脈の中で議論が生じてきているか理解できないだけでなく、自分で問題に取り組んでいく哲学的な姿勢を育むことも難しい。本演習では、分析哲学の基本文献の中でもとりわけ形而上学的な関心と結びつくものを取り上げ、内容の適切な把握の上に立って議論を行い、哲学的問題への取り組み方を身に着けることを目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08F150710
FAS-FA4F07L1
世界哲学と東アジアIII(10)
朝倉 友海
A1 A2
金曜3限
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講義使用言語
日本語、日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
初回はガイダンスとする(初回はオンラインの予定なのでITC-LMSを確認すること)。取り上げる文献のテーマは特に統一しないが、幅広い関心に対応するために、二〇世紀の古典に数えられる必読文献(例えばクワイン「なにがあるのかについて」やデイヴィッドソン「行為文の論理形式」といったもの)を中心とする。場合によってはより最近のものにすることもあるが、取り組む文献はすべて英語とする。参加者全員が事前に熟読しておく必要があるが、担当者には担当箇所のポイントを明示するようなレジュメを作成してもらい、説明を行ってもらう。
授業の方法
各自テキストに取り組み、担当者がまとめてきたものを下敷きにして議論を行う。
成績評価方法
発表の内容が7割、討論での発言・貢献が3割。
教科書
特に用いないが、適宜紹介する。
参考書
適宜紹介する
履修上の注意
かなりの英語読解力が必要である。参加者は全員必ず講読予定の箇所をよく予習してくること。なお担当者はレジュメを事前に用意しITC-LMSのスレッドにアップロードすること。