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最終更新日:2024年10月18日
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世界哲学と東アジアIII(10)
哲学の基本問題をめぐる基礎文献講読
「意味」「存在」「自己」といった様々な哲学上の問題をめぐり、分析的伝統の古典とも言える論文を精読する。分析哲学では基本文献の多くは一般書ではなく「論文」であり、専門性が高いためとっつきにくいだけでなく、最新論文や各理論の解説から離れて「古典的」文献にさかのぼってじっくり考え直す機会もあまりないかもしれない。しかし、現代的な議論の起点となった論文には大きな啓発力があり、そうした文献に接することがなければ、そもそもどういう文脈の中で議論が生じてきているか理解できないだけでなく、自分で問題に取り組んでいく哲学的な姿勢を育むことも難しい。本演習では、分析哲学の基本文献の中でもとりわけ形而上学的な関心と結びつくものを取り上げ、内容の適切な把握の上に立って議論を行い、哲学的問題への取り組み方を身に着けることを目指す。
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