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最終更新日:2024年4月22日

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人間行動進化学

ヒトの行動と心の生物進化と適応原理に関する考え方の理解
ヒトの行動や心は、ヒト以外の動物と比較した場合、多くの固有性が確認できる。その行動や心は、生物進化を考慮すればヒトの系統で突如として出現・成立したと考えるより、その萌芽がヒト以外の動物にも獲得され、その形質が進化・適応の原理を通じてヒトの系統で獲得・出現したものと考えることができる。行動や心は、化石にその進化の痕跡が残りにくいため、現在のヒトやその近縁種の行動や「心」の発現状況と、祖先種が生息した環境下での適応状況を考慮することによって、ヒトの固有な行動や心の進化の系譜を再構成し、妥当な進化史を考察するのが一つの手段となる。ヒトの生物学的な特性を、人類学的知見に基づき理解しながら、行動と心が進化するための諸条件や具体的事例について、行動生態学や進化心理学的な考察を加えながらその概要を理解する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08F1106
FAS-FA4B06L1
人間行動進化学
香田 啓貴
S1 S2
月曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
以下の項目を中心に、関連する内容を解説する。進行によって内容は前後する。 1. 行動の進化は適応の結果である:概観 2. 霊長類の進化 3. 人類の進化 4. 行動発現と進化適応:感覚器官と運動器官の適応 5. 認知の偏り:進化適応の産物 6. コミュニケーションと相互作用:文化進化と認知進化
授業の方法
スライドによる講義。
成績評価方法
主にレポート課題、および授業中に不定期に実施する小課題への参加、内容による。
教科書
特になし。授業中に適宜指示する。
参考書
進化と人間行動(第2版)、東京大学出版会 人間の本質にせまる科学、東京大学出版会
履修上の注意
授業内で適宜指定された論文や文献について授業前後で調べ、理解しておくことが必要である。