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最終更新日:2024年10月18日

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公共哲学演習[グローバル・エシックス]

正義論の現在
正義論は、ロールズ『正義論』(John Rawls, A Theory of Justice, 1971)を皮切りに、リベラルな理念とともに発展してきた。その理念を支える考え方に、反卓越主義(anti-perfectionism)がある。反卓越主義によれば、国家が特定の生き方に介入したり、特定の生き方の善し悪しを評価したうえで、その生き方を推奨・促進するようなことはあってはならない。その考え方に従えば、リベラルな国家は、自由や平等を重視する観点から、すべての市民に権利・機会・資源を公正に分配することを課題とすべきである。本講義では、その考え方を批判し、卓越主義の観点から正義論の刷新を企てるCollis Tahzib著、A Perfectionist Theory of Justiceを検討する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08F1011
FAS-FA4A11L1
公共哲学演習[グローバル・エシックス]
井上 彰
S1 S2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
以下の英語文献を輪読する予定である。 Collis Tahzib, A Perfectionist Theory of Justice (New York: Oxford University Press, 2022). 詳しくは初回に説明するが、上記の本を最初から読んでいく。 *授業前後に15分程度質問に答える時間を設ける。
授業の方法
毎回担当者を決めて、担当箇所のレジュメ(ハンドアウト)を用意してもらい、報告してもらう。そのうえで、全員参加でディスカッションをおこなう。
成績評価方法
成績はレポート(5,000字程度)の評価に加えて、出席状況と発表、および、ディスカッションへの貢献度をふまえて決める。
教科書
とくになし。
参考書
授業中にその都度、紹介する。
履修上の注意
・ハンドアウト(レジュメ)は発表前日までにメーリングリスト(初回に作成します)を通じて添付ファイルにて送ること。 ・授業の途中でドロップアウトする場合には、必ずそして早めに連絡を入れるようにすること。