学部後期課程
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社会心理学

マイクロ・マクロ社会心理学
 社会で生活している人間やその人間達が作る社会を分析するにあたって、社会心理学がどのようにアプローチしているのか、この問いに一言で答えるのは難しい。何故なら、社会心理学の研究は多岐に渡っており、統一理論あるいは統一パースペクティブのもとで人間を理解するのではなく、個別のトピックに対して個別の説明を構築してきた学問だからである。そこで本講義では、社会、制度、文化といった外的な環境と個々の人間との間にある相互規定関係を分析する「マイクロ・マクロ・アプローチ」を学び、トピックごとの理解を超えた人間行動・心理の統一的理解を目指す。
 また授業の後半では、社会規範の成立・維持を可能とする人間の社会性について、その進化的基盤の理解を目指す。経済ゲーム実験研究などから得られた知見を中心に、協力行動、利他行動、間接互恵性といったキーワードを取り上げながら、人間の社会性の進化の謎について一緒に考えていきたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08E1323
FAS-EA4E20L1
社会心理学
清成 透子
S1 S2
金曜2限
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教室
駒場13号館 1311教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
初回はガイダンス。第2回目以降、次のようなトピックスに関して講義を進める。 ・人間の社会性 ・マイクロ・マクロ関係 ・社会的影響過程 ・いじめの構造 ・マクロ現象の発生 ・心と意識 ・原因帰属 ・判断バイアス ・予言の自己成就 ・血縁選択と家族の絆 ・社会的交換 ・利他行動 ・評判
授業の方法
講義
成績評価方法
授業時間中の課題提出等と授業時間中に実施する試験の成績により評価する。また、授業中に積極的に質問や議論等で発言する場合も評価する。
教科書
特に定めない。
参考書
亀田達也・村田光二(2010)『複雑さに挑む社会心理学:適応エージェントとしての人間』有斐閣アルマ 山岸俊男(1998)『信頼の構造:こころと社会の進化ゲーム』東京大学出版会
履修上の注意
履修者のバックグラウンドは問わない。社会的動物としての人間に興味があることが望ましい。