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最終更新日:2024年4月1日

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認知心理学

知覚・認知心理学(他者理解の認知心理学)
心理学は時に“読心術”と混同されるが、心理学を学ぶことで他者の心が読めるようになるわけではない。しかし、特別な勉強をしなくとも、私たちは他者に関する様々な推論や評価を普段から行っている。つまり、目の前の人物が誰なのか、何を感じているのか、どんな性格なのか、といった多岐にわたる内容を、正誤は別として、その人の外見、振る舞い、過去の経験などから日常的に判断している。私たちの他者に関する知覚・認知にはどのような特徴があり、その背後にどのような心理・神経過程が存在するのだろうか。本講義では、そうした人物認知をめぐる種々のトピックを概観しながら、人の感覚・知覚等の機序及びその障害、人の認知・思考等の機序及びその障害について学ぶ。加えて、心のエイジング、つまり、世代の異なる他者の心の特徴についても取り上げ、世代間交流において配慮・尊重すべきことを考察する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08E1319
FAS-EA4E17L1
認知心理学
鈴木 敦命
A1 A2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
他者理解に関わる人の感覚・知覚等の機序及びその障害、人の認知・思考等の機序及びその障害について種々のトピックを取り上げる。具体的には、下記のような構成で講義を行う予定である。 1. ガイダンス 2. 脳と心 3. アイデンティティの認知 4. 他者の状態の認知 5. 他者の特性の認知 6. 心の理論 7. 人物記憶 8. 中間総括 9. 信頼と協力 10. 高齢者ステレオタイプ 11. 認知のエイジング 12. 脳のエイジング 13. 全体総括 14. 定期試験
授業の方法
いわゆるリアルタイム型のオンライン講義による。認知心理学の初学者にも理解できるように、基本的な用語・概念の解説も含め、平易な講義を心がける。同時に、心理学研究の実際に関する専門的見識が深まるように、古典的なものから最近のものまでを含む豊富な研究例について方法や結果などを詳しく紹介する。
成績評価方法
普段の授業取り組み度(小テスト成績など)、および、定期試験にもとづいて総合的に評価する。
教科書
特に指定しない。
参考書
授業中に随時紹介する。
履修上の注意
1. 授業にはZoom、ITC-LMS、ECCSクラウドメールを利用するので、事前にこれらに登録し、使い方を確認しておくこと。 2. 初回に授業の進め方に関する詳しい説明をするので、遅刻せずに出席(Zoomによるオンラインミーティング参加)をすること。参加にはZoomへのサインイン(メールアドレスとパスワードの入力)が必要。 3. オンライン授業URLは *****上で後日告知します。