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最終更新日:2024年3月15日

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認知行動科学と現代

認知行動科学と現代
認知行動科学は、人間の意識、思考、コミュニケーション、感情、記憶、学習、運動などの様々なメカニズムについて、認知科学や心理学、神経科学など様々な学問的アプローチを用いて明らかにすることを目的とした学問である。しかしながら、こうした学問の営みやその成果の応用は、現代社会に生きる私たちに様々な倫理的法的社会的な課題(ELSI)を問いかけている。人をよりよく知ろうとすればするほど、そもそも人とは何か、人を科学の対象とすることとはどういうことか、またそれはどこまで許されることなのか、という問いに行きあたる。この授業では、このアプローチと社会との接点で生じる様々なトピックを選び、受講者とともに研究のありかたや社会の受け止め方、そして一人ひとりの生き方を考える時間としたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08E1312
FAS-EA4E12S1
認知行動科学と現代
武藤 香織
S2
火曜4限、火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
下記のとおりとするが、初回に受講者の意向を確認する。 ・イントロ/脳死論争 ・優生学と社会 ・脳神経科学と倫理 ・裁判と認知科学 ・動物と人間、そしてキメラ ・遺伝性難病と家族 ・その他
授業の方法
講義に加えてグループ討論を行う。
成績評価方法
出席および議論への熱心な参加、レポート課題の提出によって評価する。
教科書
加藤忠史 脳(ブレイン)バンク 精神疾患の謎を解くために、光文社、2011年 霜田求、虫明茂編、先端医療(シリーズ生命倫理学・第12巻)、丸善、2012年 米本昌平ほか、優生学と人間社会、講談社現代新書、2000年
参考書
井上悠輔・一家綱邦編、医学研究・臨床試験の倫理、日本評論社、2018年
履修上の注意
出席に加え、議論への参加を重視する。