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最終更新日:2025年4月21日

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脳神経科学[統合生命科学コース]

脳神経科学
脳の構造と機能から神経細胞について概説する。脳や神経系の機能的な役割に焦点を当てながら、脳神経科学における基礎的な考え方や概念を明らかにしていく。 生物学の予備知識は特に仮定せず、脳に関する問題について科学的に考える姿勢を培う
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08E1251
FAS-EA4D13L1
脳神経科学[統合生命科学コース]
酒井 邦嘉
A1 A2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
<前半(酒井担当)> 1. 生物における神経系の合理性   神経系の進化、動物の脳、人類と脳の進化 2. 生命維持と脳   大脳・小脳・脳幹、意識の三段階、脳死と植物状態 3. 脳のマクロ解剖学   頭蓋骨の役割、脳の動脈と静脈、血液髄液関門 4. 脳機能という考え方   機能分化と機能局在、機能系と調節系、脳の高次機能 5. 聴覚系   外耳・中耳・内耳、蝸牛管の構造、トノトピー 6. 体性感覚系   ソマトトピー、コラム構造、学習による可塑性 <後半(北西担当)> 7. 神経活動の伝導と伝達   イオンチャネル、静止膜電位、活動電位、シナプス伝達 8. 視覚系   網膜の構造と機能、外側膝状体、1次視覚野、高次視覚野 9. 運動系   運動野、神経筋接合部、ニコチン作動性アセチルコリン受容体 10. 記憶と学習   シナプス可塑性、長期増強、長期抑圧、ヘブ則、海馬、睡眠、脳波 11. 記憶痕跡の研究   エングラム研究の歴史と発展、光遺伝学や化学遺伝学の活用 12. 空間情報処理の研究   場所細胞、格子細胞、神経表象の生成機構 (状況により項目が前後する場合があります)
授業の方法
PCプロジェクターや黒板等を用いて講義する
成績評価方法
講義の最終回に筆記試験、出席状況も評価の対象とします
教科書
指定なし
参考書
・E. R. Kandel 『カンデル神経科学 第2版』 宮下保司 (日本語版監修) MEDSi ・L. Luo 『スタンフォード神経生物学』 柚﨑通介、岡部繁男 (翻訳) MEDSi ・酒井 邦嘉 『言語の脳科学ー脳はどのようにことばを生みだすか』 中公新書 ・北西卓磨、松尾直毅 「海馬体-嗅内皮質における空間認知システム」 ライフサイエンス領域融合レビュー
履修上の注意
前半・後半の両方を履修してください
その他
授業使用言語: 日本語/Japanese (Exam answers are acceptable in English.) 初回のみオンライン