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最終更新日:2026年10月16日

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細胞生物学II

本授業の目的は、細胞の多様性について自ら考え、細胞生物学を俯瞰する能力を身につけることです。授業ではさまざまな細胞を例に取りながら、細胞が誕生し、増殖し、分化して機能的な細胞へと成熟し、最終的に寿命を迎えるプロセスについて具体的に探求していきます。長い歴史を持つ「細胞生物学」は、多くの基礎知識が積み重ねられてきましたが、未解決の疑問や課題も依然として存在しています。この授業では、これらの疑問や課題に対処し、考察することを通じて、細胞生物学を学んでいきます。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08E1246
FAS-EA4D04L1
細胞生物学II
谷崎 祐太
A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教養学部
授業計画
1【血球からみる細胞生物学1】 一概に「細胞」といっても実に多様な細胞が存在しています。血液を構成する細胞である赤血球の理解を通じて細胞の多様性を理解することを目指します。 2【血球からみる細胞生物学2】 血液を構成する血小板、白血球の理解を通じて細胞の多様性を理解することを目指します。 3【細胞外シグナル分子による情報伝達】 全ての細胞は外部環境からのシグナルを受容し、応答しています。この外部環境からのシグナルは隣接する細胞からの結合や分泌されたシグナル伝達分子の働きによって伝達されます。本講義では直接的な細胞間シグナル伝達、分泌分子によるシグナル伝達の種類について具体的な細胞、生理活性物質を例に学びます。シグナル伝達を介して細胞生物学と医学との繋がりについて理解することを目指します。 4【細胞内の情報伝達】 多細胞生物を構成する細胞は自律的に機能することによって、個体を支えています。それぞれの細胞は特有の機能を有し、機能する為には細胞内の情報伝達が重要になります。本講義ではDNA→RNA→タンパク質という方向に情報が伝達されるといった古典的なセントラルドグマおよび、エピゲノム等の新たに見つかってきた細胞内伝達法について学びます。細胞の自律活動の根本となる情報伝達の分子制御系を理解することを目指します。 5【細胞の増殖シグナルと細胞死】 真核細胞の細胞増殖は親細胞の成長と2つの娘細胞への分裂を繰り返すことによって増殖します。それぞれの細胞は機能を獲得した後寿命を迎える、或いは外的要因等によって細胞死を迎えます。本講義では細胞増殖と細胞死に焦点を絞り、それぞれを制御する分子機構を学びます。細胞増殖と細胞死に関する分子制御系を通じて生物が生命活動を維持する上での備えについて理解することを目指します。 6【細胞環境への応答】 細胞は環境の変化を感知し、対応することによって生存しています。本講義では栄養枯渇、温度変化、化学物質汚染、酸素濃度変化など様々な環境変化に晒される細胞がどのようにしてホメオスタシスを維持しているのか学びます。さらには環境応答の破綻が個体に与える影響、社会に与える影響について理解することで、環境と生物に関する相互作用について理解することを目指します。 7【細胞の運命決定】 動物の成体組織は機能を獲得した分化した成熟細胞と増殖、分化する未分化な細胞によって構成されています。それらの細胞の元となっているのが、各組織に存在する幹細胞と呼ばれる細胞です。幹細胞は自己増殖、分化、成熟することによって組織・器官の古くなった細胞を新しい細胞へ置き換えています。本講義では幹細胞の分子制御機構について学びます。幹細胞の制御系の理解を介して幹細胞の実社会への貢献について理解することを目指します。
授業の方法
パワーポイントを利用した授業を実施します。 毎講義において小論文の執筆時間を設け、講義内に提出してもらいます。
成績評価方法
毎講義で課す小論文或いは小テストを3-4割、期末試験(筆記)を6-7割で評価します。
履修上の注意
内容について疑問点、不明点がある場合は講義前後に教員に確認するようにしてください。
その他
90分実施に伴う、105分授業との差分の補填措置として、差分相当時間(授業終了後15分)に教室にて質問・議論を受け付ける時間を設ける