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最終更新日:2024年4月22日

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分子システム論

分子間の緻密なネットワークに基づき個々の分子のもつ特性を遥かに上回る機能を発現する「分子システム」を本講義で解説する.分子間相互作用の起源とその特性を概観し,分子同士が相互作用することで引き起こされる性質や溶媒の役割,さらに分子が自発的に集合化する自己組織化についても考える.具体的には,超分子,MOFs(Metal-Organic Frameworks),生体模倣システムを題材にする.関連する測定手法についても紹介する.なお,本講義ではこれまでの超分子化学研究の単なる概観に留まらず,具体的な実験結果に対する議論を通して,研究を推進するために必要な論理的思考力を養うことも目指す.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08E1171
FAS-EA4C41L1
分子システム論
平岡 秀一
S1 S2
木曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
第1回ガイダンス(平岡) 第2回から第5回:分子間相互作用,分子認識,自己組織化について平岡が担当する.主に教科書のChapter 3(2回), 4,5(1回), 10(1回)を扱う予定である. 第6回から第9回:分子性結晶,液晶,生体模倣システムについて豊田が担当する.主に教科書の, Chapter 11(1回), 12 (2回), 13 (1回)を扱う予定である. 第10回から第13回:金属錯体およびその集合体、MOFsについて内田が担当する。主に教科書のChapter7-9を扱う予定である。
授業の方法
授業計画に示す題目を,下記に示す教科書に沿って講義を行う.受講生は講義テキストを予習し授業に参加すること.講義では,教科書の中から重要ポイントに絞り解説を行うに留め,できる限りオリジナル文献を元に実験結果に対する議論に割く時間を確保したい.また,わずかだが学生による発表の機会を設ける予定である.
成績評価方法
授業中に適宜指示する
教科書
"Supramolecular Chemistry" Second Edition, J. W. Steed & J. L. Atwood, Wiley, ISBN: 978-0-470-51234-0
参考書
授業中に適宜指示する
履修上の注意
受講にあたっては必ず予習を行うこと.