学部後期課程
HOME 学部後期課程 計算数理演習
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年10月18日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

計算数理演習

数値計算の演習
本講義では、受講者自身の計算実習を通じて、主に解析学や応用数学に現れる諸問題、例えば、非線形方程式、定積分、固有値問題、常微分方程式などを、コンピュータを用いて数値的に解くための方法を学ぶ。その応用として、偏微分方程式の差分法による解法とその数理を習得することを一つの到達目標とする。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08E1026
FAS-EA3B27S1
計算数理演習
齊藤 宣一
S1 S2
金曜1限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
0. ガイダンス 1. Pythonを用いた数値計算の基礎 2. Pythonを用いた数値計算の基礎(浮動小数点数の演算) 3. 非線形方程式の反復解法 4. 数値積分 5. 固有値問題 6. 常微分方程式の初期値問題(基礎編) 7. 常微分方程式の初期値問題(応用編) 8. 偏微分方程式:熱伝導,波動の数値計算
授業の方法
本講義では、提示された課題に対して、受講生が自ら作成したプログラムを用いて、数値計算を行い、理論との比較検討の考察を行ってもらいます。ただし、いずれの課題についても、数値計算法の説明をした上で、たたき台となるサンプルプログラムを提示して、計算を実演します。サンプルプログラムは、Google colaboratoryを用いてPythonで作成する予定です。ネットワークに繋がる環境で受講できれば、計算環境を自分で整える必要はありません。
成績評価方法
課題に対するレポート(学期中に2回)
教科書
特に指定しない
参考書
・A. Quarteroni, F. Saleri, P. Gervasio, Scientific Computing with MATLAB and Octave (4th edition), Springer, 2014(加古孝,千葉文浩訳,MATLABとOctaveによる科学技術計算,丸善出版,2014年) ・齊藤宣一,数値解析入門 (大学数学の入門9),東京大学出版会,2012年 ・齊藤宣一,偏微分方程式の計算数理,共立出版,2023年 ・大槻純也,Pythonによる計算数理,森北出版,2023年
履修上の注意
1. 本講義は、計算数理演習(教養学部)と計算数理演習(理学部)の合同授業です。 2. 本講義は、金曜2限に行われる計算数理(教養学部)と計算数理I(理学部)とは、独立に行われます。ただし、これらの講義と合わせて履修することを、薦めます。 3. 本講義は金曜1限に行います。3限ではありませんので、注意して下さい。 4. 本講義の目標は、Pythonの修得ではありません。あくまで、数値計算の道具の代表例として利用します。受講生は、他の言語や(Matlabなどの)ソフトウエアを用いても構いません。また、Google colaboratoryを利用せず、受講者自身のPythonプログラミング環境で計算を行っても結構です。 5. プログラミングについては、初歩的な部分からサンプルを示しますので、未経験でも問題はありません。数値計算法の数理に興味ののある皆さんの受講を歓迎します。