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最終更新日:2025年4月1日

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常微分方程式論

常微分方程式
種々の量の時間発展は、多くの場合、常微分方程式を用いて記述できる。常微分方程式は、自然科学や工学、社会科学などの多くの分野で重要な役割を演じている。この講義では、常微分方程式の理論的基礎を学ぶとともに、幾つかの重要な具体例を取り上げ、それぞれの方程式の解法と解の性質について解説する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08E1011
FAS-EA2B12L1
常微分方程式論
岩木 耕平
A1 A2
未定
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
1.常微分方程式の基礎 常微分方程式を考える動機や,特殊解・一般解など常微分方程式に関する基礎概念について,具体例を用いて解説する. 2.常微分方程式の解法 変数分離型の常微分方程式や,1階線型常微分方程式など,具体的に解が求まる簡単な常微分方程式の解法を解説する.全微分方程式にも触れる.また,べき級数による常微分方程式の解法を解説する. 3.解の存在と一意性定理 常微分方程式の解の存在と一意性についての定理を逐次近似法を用いて示す. 4.定数係数線型常微分方程式系 定数係数線型常微分方程式系の具体的な解法について,例を交えて解説する.そのために必要となる,行列の対角化の一般化であるジョルダン標準形の理論についても触れる. 4.自励系の常微分方程式 自励系の常微分方程式をベクトル場とみなすと,解はその積分曲線となる.その曲線の基本的性質を調べる.また,自励系の常微分方程式の平衡点の近傍における解の安定性について解説する.
授業の方法
対面による講義を行う。
成績評価方法
試験による。
教科書
教科書は指定しない。
参考書
授業において言及する。
履修上の注意
本講義の演習を「常微分方程式論演習」において行うので,合わせて履修することが望ましい。