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最終更新日:2025年3月17日
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地球環境科学
気候変動問題の科学と社会
この講義で「気候変動」とよぶのは、人間活動の影響(主として温室効果ガスの排出)により地球の平均気温が長期的に上昇している問題(いわゆる地球温暖化)およびそれに伴う海面水位の上昇や極端現象の増加等の気候の変化傾向のことである。
第1部として、気候変動問題の理解に必要な気候科学の基礎を講義する。第2部として、現代社会の重要課題としての気候変動問題を講義する。
第2部の内容は、まず、「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の報告書をベースに、気候変動の科学的認識を共有する。次いで、気候変動問題をめぐる科学的認識、リスク認知、対応策(脱炭素化等)の考え方についての、社会の中での一致、不一致の現状、およびその背景について議論する。特に、人為起源温暖化に対するいわゆる「懐疑論」の各論と、懐疑論が生じることの社会的な背景についての議論を扱う。なお、対策技術や政策論の詳細は扱わない。
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