学部後期課程
HOME 学部後期課程 文化空間論
過去(2023年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年4月21日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

文化空間論

景観読解と場所の系譜学:文化地理学の諸局面 Landscape reading and genealogy of place: on some aspects of cultural geography
1990年代の文化論的転回cultural turn以降,劇的な潮流変化に晒されてきた文化地理学の立ち位置―どのように文化と空間の関係性を考えてきたか—を理解する。景観と場所をキーワードとして,講義担当者の琉球列島における調査・研究ならびに都市研究を事例に,文化地理学の概要と特徴的な視座について学習していく。また併せて関連する地理学史・方法論的な知識も身に着けていくこととする。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08D1116
FAS-DA4C16L1
文化空間論
大城 直樹
S1 S2
水曜3限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
およそ以下の通りに進めていく予定(随時変更はありうる。一つのトピックを複数回で扱うことが多いので,このすべてを網羅するものではない。また順番はこの通りではない可能性もある)。 1 学史: 講義の文脈説明:1980年代後半の人文地理学における文化論的転回 2 方法論1: 認識としての文化 2 景観読解1: 村落景観の社会性 3 場所の系譜学1: 墓地と場所感覚 4 方法論2: フィールドと原稿の間:地誌の別の局面について 5 場所の系譜学2:  ナショナリズムと「民俗」の風景 6 アイデンティティ論1: 現代沖縄の地域表象と言説状況 7 アイデンティティ論2: 地域アイデンティティと歴史意識の交錯と変容 8 アイデンティティ論3: 沖縄系ハワイ移民女性とアイデンティティ構築の場所 9 景観読解2: 村落景観を「露頭」として身体的経験の「地層」を読む 10 都市空間と身体性1: ヴァルター・ベンヤミン―遊歩者(フラヌール)と幻像(ファンタスマゴリー)― 11 都市空間と身体性2: ポストモダン都市の遊歩をめぐる諸相 12 地理学的知の存在論: 「他なるもの」/「外部」に介入する地理学的知 13 地域文化の認識論: 「地域文化」について考える
授業の方法
パワポ利用の講義形式。
成績評価方法
期末試験による。
教科書
特定のものは使用しない。
参考書
講義時に指示する。
履修上の注意
事前にPDFをサイトにUPするので,各自それをDLし,授業前に一度目を通しておいてください。
その他
1回目も対面形式で行います。