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最終更新日:2026年10月16日

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特殊講義「国際秩序論」

国際秩序論
本講義は、冷戦後に定着したアメリカ中心の自由主義的国際秩序が、単純に崩壊したのではなく、米中を二つの焦点とし、中小国がその間で自律性を模索する「楕円化する世界」へ変形しているとの認識から出発する。アメリカは依然として最大の軍事・経済力を持つが、自ら主導した制度や同盟を常に同じ原則で支える存在ではなくなり、選択的・取引的な関与を強めている。中国は既存秩序を全面的に否定するのではなく、そこから利益を得ながら、巨大市場、供給網、国家金融、技術、インフラを通じて他国の選択を左右し、既存制度の運用と独自の制度形成の双方から秩序の重心を動かしている。中小国もまた、米中のいずれかに従属するのではなく、ヘッジングを通じて利益と自律性を確保しようとする。その結果、国際秩序は消滅するのではなく、制度が残りながら、合意、責任、実効性を欠く「穴の空いた秩序」となりつつある。講義では、20世紀と冷戦後の秩序の来歴をたどり、民主政治の後退、独裁国家の連携、国際組織、企業・犯罪組織、科学技術を検討したうえで、未来思考、日本の選択、人類共通の課題を考察する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C321653
FAS-CA4U17L1
特殊講義「国際秩序論」
佐橋 亮
A1 A2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教養学部
授業計画
序論  10/2楕円化する世界 米中という超大国と中小国     10/9穴の空いた国際秩序 第一部 来歴|先行研究整理を兼ねて 10/2320世紀の国際秩序    10/30冷戦後とグローバリゼーション下の秩序 第二部 現在 11/6アジア秩序の現在 ヘッジング論再考    11/13民主政治の後退 新しい発展モデルはあるのか?    11/27 独裁国家連合の現在 (補講日開講のため注意すること)    12/4   国際組織・協力形態の変化    12/11非国家主体としての企業、犯罪組織 第三部 未来    12/18科学技術に脅かされる国家と個人    12/25未来はどこまで予測・思考できるか  底線思考と未来思考 第四部    1/8・1/22日本の選択、人類の運命 講義題目は若干の変更が生じうる。 講義初回に明瞭にフォーマットされたシラバスを配布する。このシラバスの文字列のズレなどはすべてシステム上の問題である。
授業の方法
授業運営の方針 コアとなる「講義」は1項目につき60分を予定し、その前後に講義内容に関する質疑・議論を行う。 講義内容・参考文献へのコメントを毎回授業後に補完学習として求め、毎回の講義冒頭にそれらへの応答の時間を設ける。 講義後にはその日の講義についての質疑、コメントを行う(時間に余裕があればグループでの議論を行ったうえで全体議論にする場合もある)。
成績評価方法
読書レポート2本(各20%)、最終レポート(40%)。講義への参加具合(20%) 読書レポートの〆切りは、11/20、および12/25。最終レポートは1月末とする。 読書レポートの選書は学生が行い、事前に教員の許可を取ること。
履修上の注意
授業運営方針にあるように、講義だけでなく質疑応答やコメントへの回答の時間を十分にとる 参考文献を読み込んでの質問なども歓迎する 初回も対面で行い、ガイダンスだけでなく講義も行うため注意して欲しい 10月16日は休講であり、補講を別途行う(シラバスを参照)