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最終更新日:2025年4月21日

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特殊講義「ヨーロッパ国際政治経済」

現代ヨーロッパ政治の中心的な争点について,世論・選挙・政党政治がどのようなものとなっているのか,学術論文(定番といえるものからやや先端のもの)の読解とペーパー執筆を通じて理解を深めます。扱うテーマは,①左右対立と欧州統合,②移民・ナショナリズム,②環境保護・気候変動の3つです。ディスカッションでは欧州外(日本・北米・他地域)の政治現象の検討も含めます。
 受講者は本授業を通じ,欧州の事例/経験にもとづく比較の観点から,これらの政策課題について幅広く世界を分析するための知識と視点を習得することになり,また自身による分析を言語化できるようにします。

We will deepen our understanding of public opinion and elections regarding the salient issues on contemporary European politics, through reading academic article (both widely known and somewhat cutting-edge) and writing own term-papers. The course covers three topics; 1) Left-right ideology and European integration, 2) immigration and nationalism, and 3) environmentalism and climate issues. Comparisons with other regions (eg. Japan, North America, etc) are welcome in discussions. Successful students will acquire the knowledge and perspective to analyze these global policy issues from a comparative perspective based on European cases/experiences. [note: the lectures and discussions will be given in Japanese, but students may submit comments and a final term-paper in English.]
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C321650
FAS-CA4U17L1
特殊講義「ヨーロッパ国際政治経済」
中井 遼
A1 A2
未定
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
(文献詳細は別途配布します) 1.イントロダクションと担当決め 2.左右対立と欧州統合① 3.左右対立と欧州統合② 4.左右対立と欧州統合③ 5.移民とナショナリズム① 6.移民とナショナリズム② 7.移民とナショナリズム③ 8.環境保護と気候変動① 9.環境保護と気候変動② 10.環境保護と気候変動③ 11.期末レポート案のディスカッション 12.期末レポートへのフィードバック 13.全体のまとめ
授業の方法
・各回に論文をアサインします。 ・論文リストは初回イントロダクションで提示します。この週で報告担当者をすべてきめるので,必ず出席してください。 ・最初に発表担当者が報告します(形態は履修人数に応じて調整、教員が一部担当する可能性もある)。 ・報告者以外の参加者は各回に事前コメントを用意し事前に共有します。 ・教員が事前提出コメントをいくつか紹介し,それにに基づきディスカッションを行います。 ・各人は3つのテーマのいずれかから期末レポートを執筆し,授業を通じてブラッシュアップします。 ・ゲスト報告を組み込む可能性があります。
成績評価方法
・事前コメント(40%) ・ディスカッションへの貢献(20%) ・期末タームペーパー(40%) 詳細な評価方法や点数配分は初回イントロダクションで説明します。
教科書
教科書はありません。各回にアサインした論文は入手できるようにします。
参考書
全体を通じた参考書はありませんが,個別のものについては授業内で随時紹介することがあります。また、授業進展に即して補足の論文を加えることがあり得ます。
履修上の注意
事前コメントの用意やディスカッションは,各回にアサインされた論文に全員目を通している前提で進みますので予習が必須です。最終的に授業内容を発展させたペーパーを執筆しますが,授業後にそのための吟味・検討を行うことが復習の意味を持ちます。
その他
・本科目は総合文化研究科の「国際社会動態論Ⅰ」との合併開講です。そのため大学院レベルを想定した授業となります。 ・講義とディスカッションは日本語で行いますが,事前コメントと期末レポートは英語でも受け付けます。