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最終更新日:2024年4月22日

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特殊講義「ヨーロッパ国際政治経済」

現代ヨーロッパ比較政治フィールドセミナー Field Seminar in Comparative European Politics
 本セミナーは、現代ヨーロッパ政治について比較政治的観点から考察します。選挙政治・政党政治、執政・議会・司法政治、政治経済、国際関係との関係まで幅広いテーマの中から、参加者の関心も踏まえた分野を扱います。
 ヨーロッパ政治を専攻する方だけでなく、他の先進国・途上国政治を研究する方にも、比較政治的観点から自らの研究を位置付けるために有用な内容です。

(1) 最近の研究文献を講読しながら、専門研究の基礎として研究動向を理解することを目指します。
(2) 受講者各自の研究発表、博士論文や研究論文の構想発表なども行い、それぞれの研究成果の公開に繋げていきます。
(3) ヨーロッパ政治・比較政治研究の先端を走る研究者の方にゲストでおいで頂き、最新の研究に触れる機会を設ける予定です。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C321650
FAS-CA4U17L1
特殊講義「ヨーロッパ国際政治経済」
伊藤 武
S1 S2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
下記は予定テーマです。受講者の研究テーマや関心、最新の出版状況に応じて調整します。 1) ヨーロッパ比較政治の課題 Issues in Comparative European Politics 2) 民主主義の類型 varieties of European democracies 3) 選挙制度 Electoral systems and electoral politics 4) 投票行動 Voting behavior 5) 政党政治 Parties and party models 6) 政党システム Party system 7) 社会関係資本と政治文化:social capital and political culture 8) 執政制度:state, executive politics, bureaucracies, government institutions 9) 議会制度・司法制度:parliamentary and judicial politics 10) 資本主義のモデル:varieties of European capitalism 11) 福祉政治と労働政治:Welfare and labor politics 12) 規制とガヴァナンス: regulation and governance 13) 比較政治経済と国際政治経済: CPE and IPE
授業の方法
・毎週当該のトピックに関する重要文献(英文ジャーナル論文等)を取り上げ、担当報告者の報告と各自のメモに基づき議論を行います。 ・随時、研究報告やゲスト報告も取り入れます。 ・最後に、学位論文や学会報告、投稿論文につながるようなターム・ペーパーを執筆することを目指します。
成績評価方法
プレゼンテーション、議論、コメント、タームペーパー、などを合わせて、総合的に評価します。
教科書
・課題文献は初回授業時に配付する詳細なシラバスで指示します。 ・講読する文献は、電子ジャーナルや別途案内する共有フォルダで入手できるようにします。 ・上記HPでは、最近のゼミにおける講読文献リストを掲載済みです。講読文献は基本的に新しいものに更新しますが、どのような形で進むか知りたい方は、Educationのページを参照して下さい。
参考書
Costello, Rosy and Neil Robinson. 2020. Comparative European Politics: Distinctive Democracies, Common Challenges. Oxford University Press ・授業の参照先として、上記の文献を推薦します。e-book・印刷のいずれも可とします。 伊藤武・網谷龍介『ヨーロッパ・デモクラシーの論点』(ナカニシヤ出版、2021年2月) ・ヨーロッパ政治の比較政治的基礎については、上記をご参照ください。 その他の参考文献については、授業中に随時案内します。
履修上の注意
・本科目は本郷開講のため、初回は法学政治学研究科で対面で開講されることに注意してください。 ・受講希望者は、可能な限り事前に担当教員までメールでお知らせください。 ・シラバス等必要な情報をお送りします。受講に関する質問のある方もメールでお問い合わせください。 ・ヨーロッパ政治は、多くの比較政治理論の宝庫です。日本政治などヨーロッパ政治専攻以外の方、歴史や地域研究など政治学専攻以外の方にも有益なセミナーとしますので、関心のある他専攻の方も履修を歓迎します。
その他
・コース内容に関するイメージは、上記参考文献の目次と内容をご覧下さい。 ・履修に関して質問・相談がある方は、担当教員までメールでご連絡下さい。 ・総合文化研究科・国際社会動態論Ⅰと合併で開講されます。 ・次年度も大枠としては同様の科目を開講予定ですが、テーマや文献は毎年更新しています。