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最終更新日:2024年4月22日

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韓国朝鮮社会文化論特殊講義

「韓国の社会と文化」  7つの視点から現代韓国を読み解き、「記憶」と「忘却」という視点から日韓関係を考える
 本講義では、まず、現代韓国社会が直面する諸問題について、1.少子化と人口減 2.世代対立と政治、3.移民の受け入れ、4.ソフトカルチャーとパブリックディプロマシー、5.教育と競争圧力、6.ジェンダー、7.格差と貧国など、7つの視点から切り込んでいく。
 さらに、日韓関係について「記憶」と「忘却」という視点から切り込み、受講生と共に考えていく。
外部からゲストを迎え、「被害者意識ナショナリズム」についても論じる。
 
 韓国の事例は、日本の近未来の課題を浮き彫りにするだけでなく、ある面では日本が選択しなかった方向性の帰結を指し示す「パラレルワールド」として、参照する意義が大きい。
 講義では、持続的な社会発展を希求する韓国のダイナミックな変化と成功(A面)、そして失敗や打開策模索のための試行錯誤(B面)について、各種の資料や論稿に基づき読み解いていく。
 テーマに応じて、メディアやエンタメ業界などの専門家をゲストに迎え、リアルな現場の動向について聞いたり討論したりする予定である。
 韓国の成功例や失敗例から得られる教訓を探り、韓国ではできるのに日本ではなぜできないのか、その理由や要因も合わせて検証し、日本社会への示唆点は何かについて受講生とともに考えていきたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C2934
FAS-CA4R05L1
韓国朝鮮社会文化論特殊講義
春木 育美
S1 S2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
1.イントロダクション・・・授業の進め方、各種の資料配布と説明 1.少子化と人口減  2.世代対立と韓国政治 3.移民の受け入れ 4.K-POP ソフトカルチャーとパブリックディプロマシー 5.教育と競争圧力 6.ジェンダー 7.格差と貧国 8.韓国人の日本観、中国観 9.日韓関係を考える 「記憶」と「忘却」① 10.日韓関係を考える 「記憶」と「忘却」② 11日韓関係を考える 「記憶」と「忘却」③ 12.ゲストと共に考える「被害者意識ナショナリズム」 13.ゲストと共に考える 「日韓の将来世代が共にできること」
授業の方法
講義方式 ・講義方式では、本講義の7つの視点について、各種の最新資料に基づき講義する ・テーマに応じてゲストを迎え、質疑応答やディスカッションを行う
成績評価方法
講義への参加度や期末の提出課題(レポート)を総合的に評価する。
教科書
春木育美『韓国社会の現在』中公新書、2020年
参考書
授業時にテーマに応じて紹介する。
履修上の注意
本講義では、韓国の政治や社会のみならず、KPOPや韓国文化全般に関心を持つ学生の参加も歓迎する。