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最終更新日:2026年3月16日
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特殊講義III[韓国朝鮮研究コース]
近代におけるアジアの人口移動
「アジア」を一つの地域として見て、その歴史を語ることはかなり困難である。ただし、20世紀のアジアの内部では、様々な境界を越えた人口移動が活発であり、それによって現代の国境を越えた人びとのつながりが出来ているという事実がある。また、移動先で異なる民族間の接触ももちろん生まれている。そのことは必ずしも「一体としてのアジア」という意識を生み出したわけではない。むしろ、民族間、国家間の対立の要因を作り出していた。しかし、そうした事実に着目することで、現存の国境や民族の差異を前提とせずに、「アジア地域」の歴史が見えてくる可能性もある。
そこでこの授業では、19世紀後半から20世紀におけるアジアの人口移動に注目し、それがどのような要因によって起こり、いかなる規模で展開し、関連地域や民族集団にどのような影響を与えたのかを論じていく。
授業の前半では主に、20世紀前半までの日本・日本人と朝鮮・朝鮮人に関わる人口移動について焦点を当てて論じる。そのうえで、授業の後半では、それに伴って生じた歴史事象を深く分析した論考や、他地域・他民族の事例についての研究を取り上げて、受講者とともに議論を行う。
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