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最終更新日:2026年3月16日

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特殊講義III[韓国朝鮮研究コース]

近代におけるアジアの人口移動
「アジア」を一つの地域として見て、その歴史を語ることはかなり困難である。ただし、20世紀のアジアの内部では、様々な境界を越えた人口移動が活発であり、それによって現代の国境を越えた人びとのつながりが出来ているという事実がある。また、移動先で異なる民族間の接触ももちろん生まれている。そのことは必ずしも「一体としてのアジア」という意識を生み出したわけではない。むしろ、民族間、国家間の対立の要因を作り出していた。しかし、そうした事実に着目することで、現存の国境や民族の差異を前提とせずに、「アジア地域」の歴史が見えてくる可能性もある。
 そこでこの授業では、19世紀後半から20世紀におけるアジアの人口移動に注目し、それがどのような要因によって起こり、いかなる規模で展開し、関連地域や民族集団にどのような影響を与えたのかを論じていく。
 授業の前半では主に、20世紀前半までの日本・日本人と朝鮮・朝鮮人に関わる人口移動について焦点を当てて論じる。そのうえで、授業の後半では、それに伴って生じた歴史事象を深く分析した論考や、他地域・他民族の事例についての研究を取り上げて、受講者とともに議論を行う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C2916
FAS-CA4R11L1
特殊講義III[韓国朝鮮研究コース]
外村 大
A1 A2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
1、ガイダンス 授業の概要と目標について説明し、参考にすべき文献の紹介や基礎的知識の確認、授業で扱う文献等について、説明を行う。 第一回の授業はオンラインで実施する。 2、19世紀後半の日本人の海外移民 3、日本帝国の植民地と日本人の移住 4、朝鮮人の中国・ロシア極東地域への移動 5、朝鮮人の日本内地への移動 6、ロシア極東から中央アジアへの朝鮮人の強制移住 7、日本帝国の崩壊と引揚げ・帰還 8、戦後における残留者をめぐる研究 9、移民とジェンダーをめぐる研究 10、「祖国」と移民との関係についての研究 11、戦後における人口移動に与えた影響の研究 12、移民の世代交代とその後の帰還をめぐる研究 13、全体を通してのまとめの討論
授業の方法
前半では教員が説明を行い、それを受けて受講生からの質問に答える形式で進める。 後半では、受講者の希望も聞きつつ、教員が指定した論著について受講者が報告し、それをもとに討論を行う。
成績評価方法
毎回の授業に対するコメントの提出、および学期末レポートの提出、そして平常点(授業への積極性・貢献度)などを総合的に勘案して成績評価を行う。
教科書
特に指定しない。
参考書
授業で関連の論文や著書を紹介するので、各自の学習に活用すること。
履修上の注意
現代の移民をめぐる状況や、それが過去の歴史とどのようにつながっているかについて意識しながら受講すること。