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最終更新日:2026年4月20日

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特殊講義II[韓国朝鮮研究コース]

現代における在日コリアンが直面する課題
在日コリアン(在日韓国人、在日朝鮮人といった言い方もある。また、日本国籍を有する、コリアルーツの人びとで、そのアイデンティティを持つ人びともここでは含む)への差別は、日本社会の中で依然として存在している。このことは、常識であろう。ただし、それがいったいどのようなものなのかは、必ずしもすぐに気が付くものばかりではない。露骨なヘイトスピーチは明白に差別であるとわかるにしても、日常的に生活を送る中でも、マジョリティの日本人には必要のない行政手続きを取らなければならなかったり、心理的な圧迫を受けたり、周囲に気を使わなければならないことも少なく、それは当事者以外では気が付きにくい。しかも、そうした差別は、当事者であっても、年齢を重ね、ライフイベントのそれぞれの段階で初めて直面することもある。
この授業では、そうした在日コリアンへの差別について、ライフイベントごとに直面する問題は何であるか、具体的な法令や制度、日本社会の常識や人びとの意識がそこにどう関係しているかを検証していく。そのうえで、望ましい多文化共生のあり方を考えていく。
そのために、在日コリアンの団体の出した関連文献や当事者の証言、具体的に問題になった事例の記録などを読んでいく。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C2915
FAS-CA4R10L1
特殊講義II[韓国朝鮮研究コース]
外村 大
S1 S2
水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
1、ガイダンス―在日コリアンについての概説 授業の概要と目標について説明し、参考にすべき文献の紹介や基礎的知識の確認、授業で扱う文献等について、説明を行う。 第一回の授業はオンラインで実施する。 2、在日コリアンへをめぐる研究の動向 3、学校生活における在日コリアンの困難の事例 4、就職、アルバイトにおける在日コリアンの困難の事例 5、就労先の職場における在日コリアンの困難の事例 6、出国と再入国についての在日コリアンの困難の事例 7、自身の結婚や冠婚葬祭参加での在日コリアンの困難の事例 8、相続をめぐる在日コリアンへの差別 9、住民行政における在日コリアンへの差別 10、「帰化行政」をめぐる問題についての検討 11、老年期・介護等をめぐる在日コリアンの困難の検討 12、差別が及ぼすメンタルヘルス等への影響の検討 13、まとめ 授業全体を振り返って、受講者全員で議論を行う。
授業の方法
最初の2回程度は、受講生が共通の基礎知識を得るように、教員が講義を行う。 その後は、在日コリアンのライフヒストリー関係の文献を読んだり、当事者に語ってもらったりしたことをもとに、受講生が差別に関わる問題を見つけ、政策や制度、日本の市民意識の問題などについて、受講生がまとめて報告し、それを受けて討論する。
成績評価方法
毎回の授業に対するコメントの提出、および学期末レポートの提出、そして平常点(授業への積極性・貢献度)などを総合的に勘案して成績評価を行う。
履修上の注意
在日コリアン以外の社会集団が直面する差別の問題なども意識ながら受講してください。 参考文献にあげた書籍についてできるだけ、開講時までに目を通しておくこと。