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最終更新日:2024年4月22日

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特殊講義I[韓国朝鮮研究コース]

香港と「中国」
この授業では、香港現代史を「香港と「中国」」をキーワードに論じる。最初に香港現代史を説明した上で、本講義は大きく3つにわけて香港と「中国」をまとめていく。1960年代半ばまでは、香港における中国研究、1960年代半ば以降は香港の学生運動、1980年代以降は返還問題の浮上と政治参加の始まりを、返還後は香港アイデンティティに焦点をあててみる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C2914
FAS-CA4R09L1
特殊講義I[韓国朝鮮研究コース]
谷垣 真理子
S1 S2
金曜5限
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講義使用言語
日本語、英語、中国語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
一部:第1回~3回 香港現代史の概説 香港における中国研究の形成と発展 マラヤ/マレーシアへの友聯社の進出 二部:第4回~6回 香港における学生運動 保釣運動(ゲストレクチャー) 「中国を認識する」「社会を改革する」「世界に目を向ける」 三部:第7回~8回 返還問題の浮上と政治参加 香港における「政治」の始まり 四部:第9回~11回 香港アイデンティティ 日本というフィルター(ゲストレクチャー) 歴史的に見た港日関係(ゲストレクチャー) 五部:現在進行形の香港と「中国」(第11回~13回) 香港経済貿易代表部関係者(ゲストレクチャー) 日本の外務省関係者(ゲストレクチャー)
授業の方法
教員が講義をし、毎回の授業の終わりにQ&Aのコーナーを設ける。若手・ベテラン研究者、香港経済貿易代表部関係者、外務省の若手外交官(チャイナ・スクール)をゲストレクチャーを招いて、話を伺う。 また、毎回の授業に関して、授業レポートを作成してもらいながら、授業に対する理解を深める。
成績評価方法
毎回の授業に対するコメントの提出、および学期末レポートの提出、平常点(授業への積極性・貢献度)などを総合的に勘案して成績評価を行う。
教科書
特に指定しない。
参考書
概説 吉川 雅之・倉田 徹 (編) 『香港を知るための60章 』明石書店、2016年。 ジョン・M・キャロル(著)/倉田 明子・倉田徹(訳)『香港の歴史 ―東洋と西洋の間に立つ人々』明石書店、2020年。 新書 濱下武志『香港ーーアジアのネットワーク都市』ちくま新書 、1996年。 銭俊華『香港と日本ーー記憶・表象・アイデンティティ』ちくま新書、2020年。 倉田徹『香港ーー中国と向き合う自由都市』岩波新書、2015年。 各論: 許家屯(著)/青木まさこ・趙宏偉(訳)『香港回収工作』筑摩書房、1996年。 帆刈浩之『越境する身体の社会史ーー華僑ネットワークにおける慈善と医療』風響社、2016年。 論文集 倉田徹・倉田明子(編)『香港危機の深層ーー「逃亡犯条例」改正問題と「一国二制度」のゆくえ』東京外国語大学出版会、2019年。 倉田 徹・小栗 宏太 (編) 『香港と「中国化」――受容・摩擦・抵抗の構造 』明石書店、2022年。
履修上の注意
香港について、なんでもよいので、何か本を読んで受講すると、授業がわかりやすいと思います。
その他
6月に台湾出張を予定しているので、補講を1回するかもしれないです。 ゲストレクチャーにはこれから交渉しますので、一部予定変更となることもあります。 内容的にどうしても、香港中心です。どこかで韓国・朝鮮に触れるように頑張ります。