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最終更新日:2024年10月18日

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アジアの言語と文学

チベット文学入門
世界の文学の中でもほとんど知られていないチベットの文学について、歴史的な背景も含めて学ぶ。日本語に翻訳されている作品を読み、チベット文学の特徴とその多様性を理解する。チベットの現代文学の発展と関係の深いチベットにおける映画制作の現状についても理解を深める。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C2855
FAS-CA4Q07L1
アジアの言語と文学
星 泉
A1 A2
金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
おおよそ以下のような計画で進める。 1. はじめに:アジアの中のチベット 2. チベットの伝統的な物語文化 口承文学編 3. 書承文学の伝統、そして印刷 4. 印刷と文化、世界への扉が開いた20世紀 5. 現代文学の祖、ペンジョルとトンドゥプジャ 6. ブラックユーモアの作家、ツェラン・トンドゥプ 7. 牧畜民の悲哀を描く作家、タクブンジャ 8. 新しい仏画の世界を切り開く作家、ペマ・ツェテン 9. 帰るあてのない都会人を描く作家、ラシャムジャ 10. 大学の文芸創作講座から生み出される新しい作家たち 11. チベットの女性作家たち:ツェリン・ヤンキー作品を中心に 12. チベット語以外の言語で書く作家たち 13. 発表
授業の方法
◦講義を中心に進める。 ◦講義で取り上げる作品はLMSで配布するので、ダウンロードして読むことを推奨する。 ◦受講者は感想、質問、コメントをLMSにて提出(出席確認も兼ねる)する。 ◦講師はそれらに対し、次回の講義内で毎回フィードバックをする。 ◦最終回は提出を予定しているレポートの内容について受講者が口頭で報告するものとする。
成績評価方法
◦最終評価は提出されたレポートにもとづいて行う。 ◦レポートの内容は以下の通り。     自分で決めたテーマについて講義で扱った内容や、チベット文学の作品に触れながら述べる     3200字程度にまとめる
教科書
特になし。
参考書
トンドゥプジャ『チベット文学の曙 ここにも激しく躍動する生きた心臓がある』(勉誠出版) ツェラン・トンドゥプ『闘うチベット文学 黒狐の谷』(勉誠出版) タクブンジャ『ハバ犬を育てる話』(東京外国語大学出版会) ペマ・ツェテン『チベット文学の現在 ティメー・クンデンを探して』(勉誠出版) ペマ・ツェテン『風船 ペマ・ツェテン作品集』(春陽堂) ラシャムジャ『チベット文学の新世代 雪を待つ』(勉誠出版) ラシャムジャ『路上の陽光』(書肆侃侃房) ツェワン・イシェ・ペンバ『白い鶴よ、翼を貸しておくれ』(書肆侃侃房) 星泉・三浦順子・海老原志穂編訳『チベット幻想奇譚』(春陽堂書店) ツェリン・ヤンキー『花と夢』(春秋社) チベット文学研究会編『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA』(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所) Hartley and Schiaffini-Vedani (eds.) Modern Tibetan Literature and Social Change (Duke University Press)
履修上の注意
特になし。