学部後期課程
HOME 学部後期課程 特殊研究演習I[アジア・日本研究コース]
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2026年10月16日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

特殊研究演習I[アジア・日本研究コース]

柳田國男の書いた新聞社説から100年前の日本を探る
 日本民俗学の開拓者といわれる柳田國男(1875-1962)だが、その学問は大学のなかで育まれたものではなく、仕事に就きながら築かれていった。貴族院書記官長まで登り詰め、足掛け20年に及ぶ官僚生活を辞した柳田は、1920年、次なる職場に東京朝日新聞社を選ぶ。最初の3年は客員として、内外を旅行していてよいとの好待遇であったが、1924年には論説担当の正社員となり、7月より社説を書きはじめ、退職する1930年までそれを続ける。
 この授業では、いまからほぼ100年前の『朝日新聞」に柳田國男が書いた社説を読んでいく。新聞の社説というテキストの性質上、政治を軸にしながらも雑多な内容のものが題材となっており、さまざまな関心から読み得るものとなっている。新聞の本紙に当たるなどすれば、少なくともその時期の日本と世界についての知見は確実に拡がるはずだ。
 こうした歴史を知る手掛かりとしての読み方のほかに、いずれも柳田が記したものであることから、それらのなかに一本の筋を見出す試みもあり得よう。さらにそれとかれの学問との関わりを考えるといったことも不可能ではあるまい。いずれにしろ各自の自由な関心から楽しく読んでもらいたい。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C2835
FAS-CA4Q28S1
特殊研究演習I[アジア・日本研究コース]
山口 輝臣
S1 S2
水曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教養学部
授業計画
第1回 イントロダクションと報告順の調整など。 第2回 柳田國男についての文献を読む 第3回以降 柳田の社説について、報告者の報告をもとに議論する。詳しくは「授業の方法」を参照。
授業の方法
第3回以降について。 受講生は柳田國男が新聞社説のおよそ1月分(全集にして10~20頁ほど。ただし適宜加除することがある)を予習し、興味を持った社説について、簡単に調べておく。各回の授業では、受講生のうち1名(予定)を、事前に「報告者」とし、「報告者」は興味を持った社説(1本ないし複数)について調査を行い、その成果を報告する(最大で20分程度)。報告内容を受け、全員で質疑をし、当該社説についての理解を深める。このほか、時間が許せば、「報告者」以外の参加者も、興味を持った社説について話をし、それらについて、検討を加える。以上を繰り返す形で、授業は進む。こうした授業方法のため、参加者は毎回の出席とちょっとした予習、そして授業中に発言が要求されるが、適宜相談に応じる。 なお、テキストは『定本柳田國男集』別巻第一・第二(筑摩書房、1963・4年)を用いる。必要部分を複写して配布するが、古書店にて安価に入手できるので、関心のある向きは買っておいて損はないはず。
成績評価方法
授業への参加状況のみによる評価とする予定だが、必要に応じて、期末の小論文を課すこともあり得る。
履修上の注意
とくになし。