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最終更新日:2026年10月16日
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特殊講義II[アジア・日本研究コース]
比較から見る韓国政治:韓国という国/地域の「現住所」を知る
本講義では韓国政治を見るための理論と「現住所」について概説する。これにより、対象との適切な距離の取り方を考える。近年、K-POPなどの文化の拡散や往来の増加により「近くて遠い国」だった韓国はより身近になった。この近さは対象への興味をもたらすが、同時にデータや事実に基づかない誤解や偏りを引き起こす。また韓国政治という主題は「嫌韓」「リベラル」などの特定の立場に支配されやすい。特定の立場が必ずしも物事の理解に役立たないというわけではないが、多くの場合、根拠やデータに基づかない言説を引き起こし、対象に対する誤った見方・理解をもたらす。
したがって私たちは地理的、心理的、文化的に近いからこそ、韓国を論じる際には客観的で多角的な視点を保ち、韓国という国/地域の「現住所」を正しく知る必要がある。このことは冷静に、確かな根拠に基づいて、社会問題を解決するために必要な視点を養うことにもつながる。
そこで本講義では韓国政治について、最新の知見やデータを踏まえながら各論を中心に概説する。講義の際には「韓国現地の見方」ではなく、比較政治学の考え方・理論を踏まえた学術的な議論を心がける。授業では教員による講義だけでなく、グループワークを行うことで、受講生自らの考え方を相対化する機会を設ける。
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