アメリカ文学テクスト分析

※下のスケジュールは暫定版。初回は予習の必要なし。 1. 授業の概要説明、合衆国文学の始まり（1）：植民地時代とピューリタンの文学　※Zoomでの授業 　作品読解：Anne Bradstreet, “To My Dear and Loving Husband” or Mary Rowlandson, A Narrative of the Captivity and Restoration (1682, excerpt) 2. 合衆国文学の始まり（2）：アーヴィング、クーパー　※この回以降、教室での対面授業 　作品読解：Washington Irving, “Rip Van Winkle” (1819) 3. アメリカン・ルネサンス期の文学（1）：ポー、ディキンソン、ホイットマン 　作品読解：Edgar Allan Poe, “The Tell-Tale Heart” (1843); Emily Dickinson, Selected Poems 4. アメリカン・ルネサンス期の文学（2）：ホーソーン、メルヴィル 　作品読解：Nathaniel Hawthorne, “Wakefield” (1835) 5. リアリズムの時代へ（1）：ローカル・カラーの文学、トウェイン 　作品読解：Mark Twain, Adventures of Huckleberry Finn (1884, excerpt) 6. リアリズムの時代へ（2）：ジェイムズ、ハウエルズ 　作品読解：Henry James, “The Aspern Papers” (1888, excerpt) 7. 自然主義の文学：クレイン、ノリス、ロンドン 　作品読解：Jack London, “To Build a Fire” (1908)

　初回は予習は求めず、授業のガイダンスと教員からの解説が中心になります。2回目以降、毎回の授業の前半は社会的・文化的な背景や作家と作品についての教員による講義形式での解説とし、そのあとは事前に配布した作品（の抜粋）についてのグループあるいはクラス全体でのディスカッションを中心に演習形式で進めます。予習として、指定した作品（回によりますが10〜25ページ程度の英語）を読み、事前に配布するワークシートにメモをとったうえで参加することを前提とします。（履修者数によってはワークシートではなく、各自の考察や気になった点を箇条書きでA4用紙1枚にまとめたメモを持ち寄って議論します。）毎回の授業の最後に短いレスポンス・ペイパーを提出してもらい、タームの最後には各自で選んだ作品についてのブック・レポートの提出を求めます。

　予習とディスカッションへの参加度を含む平常点（30%）、毎回のレスポンス・ペイパー（30%）、ターム末ブック・レポート（40%）を基本として判断します。

　教科書は使用しません。毎回の授業内容に対応した資料・ワークシートを提供します。授業で扱う作品もPDFファイルなどで提供します。これらの配布にはITC-LMSを使用します。初回の授業以降、各自でアクセスしてダウンロードしてください。

　必要に応じて授業中に指示します。

・履修を希望する場合は初回の授業から参加してください。初回のZoomでの授業には可能なかぎりPCを使用し、声を出せる状態で参加してください。やむをえない事情で初回に参加できない／できなかった場合はなるべく早く一度メールで教員に連絡してください。 ・履修に際して前提知識や専門分野は問いません。毎回の予習をこなして議論に積極的に参加してくれるかぎり、あらゆる学生の受講を歓迎します。内容としてはS2タームの授業（「アメリカ文学テクスト分析演習b」）と連続していますが、S1タームのみの受講も可能です。 ・ディスカッションや発表を含め、受講生の積極的な参加を求める授業です。ディスカッションの際はお互いの意見を尊重しながら考えたことをしっかり話し、議論しやすい環境を全員で作ってください。 ・履修に際して不安なことがあればいつでもメールでご連絡ください。