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最終更新日:2026年3月16日

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イタリア地中海言語文化論

本文批判入門 Einführung in die Textkritik Introduction to textual criticism
この授業では本文批判の理論と実際を扱う.英語以外の外国語の知識は必須とはしないが,扱う原典は古典ギリシア語と古典ラテン語のものである.

本文批判(独Textkritik,英textual criticism)とは,本文の正しさに関する学問である.文学であれ,哲学であれ,歴史学であれ,言語学であれ,何であれ文献を根拠に研究を行う学問では,扱う文献の本文が正しいかどうかをまず吟味しなければならない.また,文献学ではその本文をもとに批判的に研究を行うことになるが,それを行った後には結局,その本文が正しかったのかどうかという地点に立ち戻ることになる.すなわち文献学は本文批判を出発点とし,本文批判を終着点とする.

この授業の目標は,文献学の基本である本文批判の理論を学び,どのように古典作品の本文がつくられているかを学ぶことである.また,これらに加えてもっと実用的なことも学ぶ.校訂本は文献学に携わる者が必ず手にすることになるものである.これは本文批判の結果が記述されたものであるが,専門的かつ極度に簡潔に書かれているので,はじめは容易には利用できない.本文批判資料(羅apparatus criticus,本文の異同を説明する部分)をはじめ,校訂本がどのように記述されているかも学ぶ.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C2509
FAS-CA4N08L1
イタリア地中海言語文化論
松浦 高志
A1 A2
未定
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 2026/02/27現在 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ※教養学部(後期課程)のシラバスのシステムの都合上,Sセメスターの間は当授業の時限が「集中」と表示されるが,Aセメスター開始の少し前から正しい時限が表示されるようになる. ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ 前半では本文批判に関する理論を学ぶ.後半では本文伝承等の具体例を学ぶ.なお第10–12回の「例」については準備状況等により内容や順番を若干変更する可能性がある. 第1回 定義:原本・証跡,校合(1):依存と系譜 第2回 校合(2):固有誤謬と示準誤謬 第3回 校合(3):混成・除外・伝承分岐 第4回 校合(4):系譜 第5回 校合(5):系譜(つづき),地質学・系統学・離散数学と系譜作成 第6回 吟味:吟味と推測 第7回 校訂(1) 第8回 校訂(2) 第9回 例(1):Lachmannの方法 第10回 例(2):カトゥッルスの写本 第11回 例(3):アリストパネースのB写本またはエウリーピデースのL写本・P写本 第12回 例(4):アレクサンドレイアの文献学 第13回 学期末試験
授業の方法
I. 概要 1, 当授業は90分授業(教養学部の基本方針どおり). 2, 全回対面授業の予定. 3, 講義形式(プリント配布). II. 授業の進め方 授業は次のように行う.第1回はbは行わない. a. [授業前]必要があれば教材を事前にダウンロードしておく. b. [105分授業開始時刻]小テスト用紙配布開始. c. [90分授業開始]印刷した教材を配布し講義開始. d. [授業後]復習を行い,次回の小テストに備える. 小テストの用紙は105分授業開始時刻(14:55)に配れるようにしておくので,それを受け取って90分授業開始時刻(15:10)までに実施してもよいし,ほかの時間に実施してもよい.
成績評価方法
I. 概要 学期末試験(70点):第13回に行う 小テスト(30点):第2–12回に行う II. 小テスト 小テストは穴埋め式で,前回の講義に関する基本的な用語が理解できているかを試す問題を出題する.なお,90分授業の時間内では行わない(105分授業との差分の時間で実施)ため,持込禁止の条件を満たすことは不可能である.そのためそれを考慮した上で採点する. やむを得ず履修登録前の授業に出られなかった場合は連絡すること.受験できなかった小テストの扱いについて指示する. III. 学期末試験 持ち込みは不可.本文批判の理論と,授業中に扱った本文伝承の具体例について,次の形式を組み合わせて出題する予定である. 1, 穴埋め式 2, 短答式 3, 論述式
履修上の注意
「関連ホームページ」に2016年度に実施した同内容の授業の実施状況が簡単に記されているので,雰囲気を事前に調べるためには一度見てみるとよい.なお2016年度は学期末試験を実施せず,授業参加者による発表を行った.