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最終更新日:2026年10月16日
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ロシア地域文化特殊演習
ゲオルギイ・フロロフスキイ『ロシア神学の道』を読む
帝政末期のオデーサ(オデッサ)に生まれ、亡命後にパリの聖セルギイ神学院、ニューヨークの聖ウラジーミル神学院といった亡命正教徒たちの神学教育機関で教授職についたゲオルギイ・フロロフスキイ(1893~1979年)は、20世紀以降の正教会に多大な影響を与えた人物である。フロロフスキイが提唱した「教父への回帰」というスローガンは、現代の正教神学の方向性を決定づけ、ジョン・メイエンドルフやウラジーミル・ロースキイといった20世紀を代表する正教神学者たちに影響を与えた。
この授業では、フロロフスキイがパリの聖セルギイ神学院の教授職にあった頃に執筆した著書『ロシア神学の道 Пути русского богословия』(1937年、英語版 Ways of Russian Theology は1979年刊)を読む。キエフ・ルーシの時代から帝政末期の宗教哲学の時代までを扱った本書において、フロロフスキイはロシア思想史/神学史の一貫した叙述を試みた。本書は、現在の一般的なロシア思想に対するイメージやロシア正教会史の叙述に多大な影響を与えたが、現在ではその弊害も指摘されている。授業では、最新の研究における本書への批判もふまえながら、本書をロシア語または英語で読み進めていく。
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