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最終更新日:2026年10月16日

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ドイツ言語文化論

グローバル社会における連帯をめぐる政治思想
近代国民国家の枠組みでは解決できない様々な課題に、グローバルな次元での対応が求められるようになって久しい。経済のグローバル化と新自由主義的経済政策の広がりによる貧富の格差の拡大、非自由主義的国家の台頭と自由民主主義的体制への疑義、テロリズムとテロとの戦いを名目とした大国の軍事介入による安全保障の危機、地球温暖化、国境を越えて移動する人々の不十分な権利状況等、グローバルな取り組みが必要な課題は枚挙にいとまがない。こうした問題とともに、近代国民国家を支えてきた民主主義、人権、連帯、主権といった政治思想概念の新たな定義も求められている。この授業では、グローバルな国際秩序を構想する際の政治思想概念、とりわけそこにおける「連帯」のあり方について、現代ドイツ語圏の思想と、その前提となる西洋政治思想史を参考に考える。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C2303
FAS-CA4L03L1
ドイツ言語文化論
速水 淑子
A1 A2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教養学部
授業計画
授業では、グローバルな国際秩序の構想において、特に「人権」、「世界市民」、「連帯」、「立憲化」の観点に注目し、ハウケ・ブルンクホルストの以下の文献を講読する。 -Hauke Brunkhorst, Solidarität. Von der Bürgerfreundschaft zur globalen Rechtsgenossenschaft, (Frankfurt a.M.: Suhrkamp 2002). 
授業の方法
講義形式と演習形式を組み合わせる。 1)演習部分:ブルンクホルストの文献について、ドイツ語原文と講師による邦訳をもとに、担当者が指定された箇所の要約を事前に準備し、授業内で発表する。担当者の発表をもとに、参加者全員で議論を行う。 2)講義部分:ブルンクホルストの文献を理解するために必要となる西洋政治思想の基礎を講義する。 講義内容は以下から受講者の関心に応じて取り上げる。 ①古代ギリシアの政治思想(プラトンとアリストテレス) ②中世の政治思想(アウグスティヌス、トマス・アクィナス等) ③社会契約説(ホッブズ、ロック、ルソー) ④自由主義思想(モンテスキュー、スミス、トクヴィル、ミル等) ⑤ヘーゲルとマルクス ⑥現代ドイツの批判理論(ハーバーマス等)
成績評価方法
授業参加度、発表、期末レポート
履修上の注意
ドイツ語文献を読みますので、ドイツ語文法知識が必要です。文献のうち授業内で扱う部分についてはドイツ語テクストを配布します。