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最終更新日:2023年10月20日
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ドイツ歴史社会論I
ドイツ近現代史再考
現代ドイツ研究に必要な歴史的知識の習得と理解の深化を目指す。
先学期に引き続きヴァイマル共和国期を主な対象とする。
第一次世界大戦に敗れたドイツでは1918年11月9日、帝政(ドイツ帝国)が崩壊し、やがて議会制民主主義を掲げる新生共和国が発足した。この国は、ドイツ史上初の男女平等普通選挙で選ばれた憲法制定国民議会の開催地に因んで「ヴァイマル(ワイマール)共和国」と呼ばれるが、正式には帝政期と同じDeutsches Reich(ドイツ国)と称した。多くの国民の期待を集めて始まったワイマール共和国は、度重なる危機を乗り越えながらも、結局は破壊されてヒトラー独裁に道を譲った。なぜそのような事態に至ったのだろうか。どこに問題があったのだろうか。本授業では、ドイツ近現代史上、もっとも議論を呼ぶこの問いに歴史学の立場から改めて考察を加えたい。授業は主に講義形式で行うが、適宜演習も行う。
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