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最終更新日:2025年4月21日
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イギリス歴史社会論I
イギリス歴史社会論1
16世紀・宗教改革前夜から18世紀・「啓蒙の世紀」に至る近世イングランド史を概観する。特に、宗教と政治の関係、またイングランドとヨーロッパ大陸との関係を重視して、「近世」という中世と近代の狭間の時期を論じていきたい。またそれと共に、イングランドの歴史・宗教・文化を理解する上で基本的な事項を、同時代史料を通して解説していく。
2019年秋、イギリス議会において新たに首相となったジョンソンが議会閉会を巡って、激しい論争を引き起こしたことは覚えているだろうか。この時、イギリスのメディアは17世紀の国王と議会の対立に盛んに言及して、議論を展開した。このようにイギリスでは遠い過去の出来事が現在でも参照すべき事象として取り上げられることが多い。実際、イギリスの政治文化を理解するためには、イギリス人の参照枠となる宗教と歴史を学ぶことが必須である。この授業では、時系列順に主だったイギリス史の出来事を追いながら、宗教と政治、そしてヨーロッパとの関わりを考察していく。
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