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最終更新日:2026年10月16日

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言語文化論特殊研究(8)

翻訳を読む ― 宮澤賢治のドイツ語訳を通して Reading Translation: Kenji Miyazawa through His German Translations
本授業では、宮澤賢治の短編・童話作品をあえて日本語原文ではなく、ドイツ語訳で読む。日本語で書かれた作品をドイツ語という迂回路を経て読むことで、原文を読むときには意識しにくい語りの構造や語彙選択、翻訳者による解釈の介在が可視化される。時にゲーテの作品(例えば『西東詩集』の銀杏のモティーフなど)を参照し、賢治作品との軽い比較を試みたい。
授業の目標としては1)日本語原文とドイツ語訳を突き合わせることで、翻訳という行為そのものが持つ解釈性・創造性を具体的なテクストに即して理解する 2)訳文の語彙選択・省略・補足などを具体的に検討し、翻訳がテクストの意味やニュアンスをどう変化させうるかを考える 3)母語の作品を外国語訳を介して「見慣れないものとして」読み直す経験を通じて、文化背景を含むテクスト分析における新たな視点を養う などが挙げられる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C161908
FAS-CA4H18L1
言語文化論特殊研究(8)
石原 あえか
A1 A2
金曜2限
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講義使用言語
日本語/ドイツ語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教養学部
授業計画
初回から短いドイツ語テクスト(『銀杏の実』を予定)を使ってオリエンテーションを行い、引き続き宮沢賢治作品をドイツ語訳で読みながら、翻訳で生じる補足・省略・再構成を検討し、翻訳がテクスト理解をどう方向づけるかを考察する。二回目以降は『気のいい火山弾』、『注文の多い料理店』、『なめとこ山の熊』などを毎回約4-5頁ずつ検討していく予定。
授業の方法
演習形式で行う。共通のドイツ語テクストを履修者全員が読解・分析・議論する。
成績評価方法
毎回の議論やリアクション・ペーパー、レポートによる評価を予定(受講者の構成により柔軟に対応する予定、検討中・未定)。詳細は授業内で説明する。
履修上の注意
初回から対面授業を予定(なお初回は90分とし、2回目以降は105分を予定)。辞書は必携。 毎回、ドイツ語の原文を読むので、履修者はドイツ語基礎文法を修了していることが条件。 課題・連絡・お知らせ等は基本的にUTOLを使うので、必ず登録し、授業前に必ず確認すること。 必ず予習を行って、主体的に参加すること。本授業は、毎回の積み重ねと参加者相互の検討によって成立するため、継続的な出席を前提とする。また授業の進行および議論の共有を妨げぬよう、開始時間を守ること。
その他
教員への連絡は、できるだけUTOLのメッセージ機能を使って下さい。