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最終更新日:2026年10月16日
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言語文化論特殊研究(6)
シェイクスピアのソネットを読む
1609年に出版されたシェイクスピアのソネット集をめぐっては、研究者の間でこれまで様々な問いが議論されてきた。詩集に含まれる154篇のソネットの配列は著者自身の意図によるものなのか。詩集に登場するFair YouthとDark Ladyには実在するモデルがいるのか。作品中のソネットはすべて同一の男性と女性に宛てて書かれたものと解釈すべきなのか。「連作」という形態を通じて、ある一貫して連続した物語が語られていると見るべきなのか。個々のソネットに注目すると、意味の多層性がその際立った特徴であることに気づかされる。Stephen Booth はかつてシェイクスピアのソネットに関して、そこに含まれる単語、詩行、節のそれぞれが多様な意味を孕んでおり、いずれが主要な意味を成しているのかは判別しがたいと指摘した。本授業では、詩集全体にまつわる上記の問いを念頭に置きつつ、詩語や詩行が醸し出す多義性にも注意を払い、シェイクスピアのソネットの複雑な魅力を味わいながら精読を進めていきたい。
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