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最終更新日:2026年10月16日

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言語文化論特殊研究(6)

シェイクスピアのソネットを読む
1609年に出版されたシェイクスピアのソネット集をめぐっては、研究者の間でこれまで様々な問いが議論されてきた。詩集に含まれる154篇のソネットの配列は著者自身の意図によるものなのか。詩集に登場するFair YouthとDark Ladyには実在するモデルがいるのか。作品中のソネットはすべて同一の男性と女性に宛てて書かれたものと解釈すべきなのか。「連作」という形態を通じて、ある一貫して連続した物語が語られていると見るべきなのか。個々のソネットに注目すると、意味の多層性がその際立った特徴であることに気づかされる。Stephen Booth はかつてシェイクスピアのソネットに関して、そこに含まれる単語、詩行、節のそれぞれが多様な意味を孕んでおり、いずれが主要な意味を成しているのかは判別しがたいと指摘した。本授業では、詩集全体にまつわる上記の問いを念頭に置きつつ、詩語や詩行が醸し出す多義性にも注意を払い、シェイクスピアのソネットの複雑な魅力を味わいながら精読を進めていきたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C161906
FAS-CA4H18L1
言語文化論特殊研究(6)
小林 宜子
A1 A2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教養学部
授業計画
初週のイントロダクションでは、ソネットという詩形の全ヨーロッパ的な流行をもたらしたペトラルカのソネットに立ち返り、その基本的な形式について解説した後、末尾の二行連句を特徴とする英国風のソネットの発達について概略を説明する。次週以降の授業では、シェイクスピアの詩集の中から特定のテーマに沿って30~40篇程度のソネットを選び、それらを味読する。
授業の方法
第2週以降は、毎回3篇程度のソネットを読む予定。あらかじめ担当者を決めて各ソネットの解釈を発表してもらい、クラス全体で議論する。教材はおもに下記のArden版を使用しつつ、その他のエディションに含まれる注釈も適宜参照しながら読解を進める予定。
成績評価方法
授業への参加の度合い、口頭発表、学期末の課題を総合して評価する。
履修上の注意
口頭発表の担当でない時も含めて、毎回あらかじめ詩を読み、解釈を考えたうえで授業に臨むこと。