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最終更新日:2025年4月21日

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言語文化論特殊研究(1)

ゲーテ最後の恋 ウルリーケ・フォン・レヴェッツォーの伝記を読む
ドイツの文豪ゲーテは、74歳のときに19歳の貴族令嬢(ウルリーケ・フォン・レヴェッツォー)に正式に求婚した。この有名なエピソードは複数の現代作家にもインスピレーションを与え、新たな文学作品の素材となった。失恋の痛みからゲーテに珠玉の『マリーエンバートの悲歌』を作らせたウルリーケとは、いったいどんな人物だったのだろう?本授業では、ドイツ語で書かれた彼女の伝記を読むことを通して、実在する歴史的モデルとしての彼女とゲーテの創作との比較・検討を行う。ドイツ語読解力の向上とともに、ゲーテおよび彼の生きた時代やドイツ文学史に関する知識の獲得も目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C161901
FAS-CA4H18L4
言語文化論特殊研究(1)
石原 あえか
A1 A2
月曜4限
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講義使用言語
日本語/ドイツ語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
2005年に刊行された Dagmar von Gersdorff:Goethes späte Liebe. Die Geschichte der Urlike von Levetzow"(約110頁)をテクストとして読み進めていく。ドイツ語テクストの読解・分析演習がメインではあるが、文中に登場するゲーテ作品などに関する説明なども補いつつ、さまざまな視点から『マリーエンバートの悲歌』成立の背景・経緯を明らかにしていきたい。
授業の方法
演習形式で行う。共通のドイツ語テクストを履修者全員が読解・分析・議論する。
成績評価方法
毎回の議論やリアクション・ペーパー、レポートによる評価を予定(受講者の構成により柔軟に対応する予定、検討中・未定)。詳細は授業内で説明する。
教科書
Dagmar von Gersdorff:Goethes späte Liebe. Die Geschichte der Urlike von Levetzow"を講読の予定。 最初はプリント配布で対応、詳しくは授業中に説明する。
参考書
シュテファン・ツヴァイクの『人類の星の時間』所収「マリーエンバートの悲歌」、マルティン・ヴァルザーの『マリーエンバートの悲歌』の2作品は、いずれも翻訳があるので、通読を奨める。ゲーテの『マリーエンバートの悲歌』については、片山敏彦訳の同名の訳詩集(角川書店1948)が国立国会図書館デジタルコレクションで読めるので、ぜひ探して、冒頭の解説も含めて読んで欲しい。 他にも授業中に適宜紹介の予定。なお、ITC-LMSを使って適宜授業に関する情報・指示・資料等も出す予定のため、忘れずに登録すること。
履修上の注意
毎回、ドイツ語の原文を読むので、履修者はドイツ語基礎文法を修了していることが条件。 なお、第一週目はオンライン授業を予定。 課題・連絡・お知らせ等は基本的にITC-LMSを使うので、必ず登録し、授業前に必ず確認すること。
その他
授業に関する注意事項・お知らせ・資料配布等は基本ITC-LMSを通して行うので、受講希望者は(仮・自己)登録をするとともに、毎回、授業前日には必ず一度ITC-LMSを確認して下さい。 また教員への連絡は、(メールではなく)できるだけITC-LMSのメッセージ機能を使って下さい。