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最終更新日:2025年4月1日
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批評理論文献講読I(4)
Angus Fletcher, "Wonderworks"を読む
文学研究と神経生理学を架橋する研究者が文学の効能について古今東西の事例を引き合いに出して論じた著作を読む。狭義の批評理論と見なすには読解の方法がナイーヴに思われるし、文学の機能を物語(プロット)に還元する傾向には注意しなければならないだろう。そもそも、文学にセラピーなど不要!という考えがあってもおかしくない。とはいえ、意図的に大風呂敷を広げ、そのあやしさも含めて知的エンターテイメントとして提供する本書は、multidisciplinarityとかworld literatureを重視する昨今の研究動向のなか、現れるべくして現れた著作ともいえる。賛否両論あれど、様々な議論に対して開かれた本であり、また平易な文章で書かれているため、大著ではあるがあまり長さを感じずに読めるだろう。
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