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最終更新日:2024年4月22日

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テクスト分析演習IV(3)

詩人ゲーテと動物学 あるいは《象》と骨学研究
自然研究にも従事した詩人ゲーテ(1749-1832)と骨学あるいは動物学と言えば、猿と人間を比較した顎間骨(Zwischenkieferknochen)の研究が想起されるのではないだろうか。しかし本授業では、《猿》ではなく《象》をキーワードに、比較的平易なドイツ語テクストを読みながら、彼の動物学領域での研究・貢献を確認したい。
なお、本授業では、ドイツ語読解力の向上とともに、ゲーテおよび彼の生きた時代やヨーロッパ近代科学史を理解するうえで必要な歴史背景・文学知識の獲得も目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C161103
FAS-CA4H10S4
テクスト分析演習IV(3)
石原 あえか
A1 A2
火曜5限
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講義使用言語
日本語/ドイツ語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
2020年にInsel-Bücherei シリーズで刊行された Oliver Matuschek:"Goethes Elefanten"(約90頁)を基礎テクストとし、そこに引用されているゲーテの自然科学関連論文・同時代人との書簡など、さまざまなジャンルのオリジナルテクスト(ドイツ語)も読む予定。ドイツ語テクストの読解・分析演習がメインではあるが、『ヴァイマル版ゲーテ全集』(WA)のFrakturの読み方や『レオポルディーナ版ゲーテ自然科学論文集』(LA)の扱いなど、ゲーテ関係の基本書誌の扱い方なども示しつつ、自然研究者としてのゲーテにさまざまな方向からアプローチを試みたい。
授業の方法
演習形式で行う。共通のドイツ語テクストを履修者全員が読解・分析・議論する。
成績評価方法
毎回の議論(担当箇所の発表なども含む)やリアクション・ペーパー、レポートによる評価を予定(受講者の構成により柔軟に対応する予定、検討中・未定)。詳細は授業内で説明する。
教科書
基礎文献として、まずOliver Matuschek:"Goethes Elefanten"(2020)を講読の予定。最初はプリント配布で対応、詳しくは授業中に説明する。
参考書
授業中に適宜紹介する。なお、ITC-LMSを使って適宜授業に関する情報・指示・資料等も出す予定のため、忘れずに登録すること。
履修上の注意
毎回、ドイツ語の原文を読むので、履修者はドイツ語基礎文法を修了していることが条件。 なお、第一週目はオンライン授業を予定。その後は基本対面の予定だが、秋以降の状況を考慮しながら、柔軟に対応したい。その意味でも履修希望者は初回授業に出席することが望ましい。 課題・連絡・お知らせ等は基本的にITC-LMSを使うので、必ず登録し、授業前に必ず確認すること。
その他
授業に関する注意事項・お知らせ・資料配布等は基本ITC-LMSを通して行うので、受講希望者は(仮・自己)登録をするとともに、毎回、授業前日には必ず一度ITC-LMSを確認して下さい。 また教員への連絡は、できるだけITC-LMSのメッセージ機能を使って下さい。