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最終更新日:2024年4月22日

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テクスト分析演習IV(1)

森鷗外の『舞姫』をドイツ語で読む(ドイツ語翻訳研究)
ベルリンを舞台とした森鷗外の小説『舞姫』(1890年発表)には複数のドイツ語翻訳が存在する。
このうちドイツ語圏で翻訳・刊行された2点を並行して読み進めながら、比較・分析を行う。
そもそも『舞姫』のタイトルから、Die Tänzerin とDas Ballettmädchen と異なっていることに気づく。
小品翻訳の比較・検討作業を通して、原作の解釈はもちろんのこと、翻訳のもつ問題点や難しさなども議論していきたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C161101
FAS-CA4H10S4
テクスト分析演習IV(1)
石原 あえか
S1 S2
火曜4限
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講義使用言語
日本語/ドイツ語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
初回では『鷗外』原作およびそのドイツ語訳について簡単なオリエンテーションを行い、二回目からは実際に2冊の『舞姫』ドイツ語訳を並行して読み進めながら、2つの翻訳の相互分析・比較をしつつ、実践的な原作解釈や翻訳研究を行う。いずれの翻訳も小型本40頁前後であることから、毎回各3-4頁ずつ検討していく予定。
授業の方法
演習形式で行う。共通のドイツ語テクストを履修者全員が読解・分析・議論する。
成績評価方法
毎回の議論やリアクション・ペーパー、レポートによる評価を予定(受講者の構成により柔軟に対応する予定、検討中・未定)。詳細は授業内で説明する。
教科書
1) Ogai MORI: "Die Tänzerin" Aus dem Japanischen von Wolfgang Schamoni. Frankfurt a. M., 1989 2) Ogai MORI: "Das Ballettmädchen. Eine Berliner Novelle." Aus dem Japanischen von Jürgen Berndt. Zürich, 2014 (3. Aufl.). *使い方については初回授業で説明するので、最初の授業に持参する必要はありません。
参考書
六草いちか:『すべての謎がこれで解けた‼ 鷗外「舞姫」徹底解読』大修館書店、2022年 *他の参考文献については、授業中あるいはITC-LMSを通して紹介する。
履修上の注意
毎回、ドイツ語の原文を読むので、履修者はドイツ語基礎文法を修了していることが条件。 課題・連絡・お知らせ等は基本的にITC-LMSを使うので、必ず登録し、授業前に必ず確認すること。 なお、初回のみオンラインの可能性があります。ITC-LMSを事前に確認のこと。 また初回授業までに鷗外の『舞姫』原作に必ず一度/再度目を通しておいてください。
その他
教員への連絡は、できるだけITC-LMSのメッセージ機能を使って下さい。